当てはまったら要注意?!繊細さんが「こころの限界」を感じているときの特徴と対策|辛い・しんどいときの働き方マニュアル(HSP向け)

・仕事のことばかり考えて眠れない
・一日中疲れがとれない
・集中力が続かない
・毎日不安なことばかり考えてしまう


HSPの方であれば、上記の悩みを感じたことがあるのではないでしょうか。


これ、放っておくと、仕事ができなくなるくらい体調を崩してしまう可能性があります。



今回は繊細さんが知っておきべき「こころの限界サイン」と、その対処法についてまとめました。



実は筆者の私も極度のHSPで、過去には仕事のストレスが要因で体調を崩し、退職に追い込まれた経験があります。


しかし、本ブログでお伝えする知識や対処法を学んだことで、現在は健やに働くことができています。


本記事を読み終える事には、繊細さんが無理なく、健康的に働く方法がわかるので、是非参考にしてみてくださいね。


\ この記事がおすすめな人 /

・自分の心身に不安を感じている繊細さん
・いまの仕事に働きづらさを感じている繊細さん
・自分の適職がわからない繊細さん




前提として、HSPは「性質」で「病気」ではない



「HSP」という言葉が浸透し、ようやく「繊細さん」という人の理解が広まってきている今日この頃。


しかし、当事者でない方には、「HSP」ってこころの病気?と勘違いされている方も多くいらっしゃいます。



先にお伝えしておくと、HSPはその人が生まれ持った「特性・性質」であり、病気ではありません。


HSPに対する「知識」がない人は、このように勘違いをしてしまうことがあります。



また、HSP当事者であっても、正しい理解ができていない人も実は多くいらっしゃいます。


この「理解」ができていないと、職場や人間関係のストレス対処法がわからず、体調を崩してしまう可能性も。


そこで、まずはHSPの人が,、働き方で注意すべき「ストレス」についてみていきましょう。




繊細さんが職場で感じる3つのストレス



ご存知の通り、HSPの方はいろいろなことに敏感に感じ取ってしまう性質があります。


その繊細さゆえ、職場でも他の人にはわからないストレスを抱えているのです。


そこで、「こころの限界チェック」をする前に、繊細さんが抱えやすい職場のストレスについて理解しておきましょう。


わたしの経験から、特に大きな要因となる3つをご紹介します。




自分よりまわりを優先してしまう



HSPは、たとえどんなに忙しくても、仕事を依頼されると「NO!」ということができません。


また、悩みや不安があっても、「相談した相手に負担をかけてしまうかも」というように、自分よりも相手のことを優先してしまいがちです。


その結果、ストレスを多重に抱え込んでしまう羽目になります。



ちょっとした変化や感情を汲み取ってしまう



HSPは、「観察力」と「共感力」に優れています。


例えば、オフィスの明るさや雰囲気が少し変わるだけでも気が付いたり、上司や社内のメンバーの「喜怒哀楽」を、雰囲気で読み取ることができます。



とくに「共感力」が高いHSPは、勝手に他人の感情を「自分ごと化」してしまうので、まわりの人に気分を左右されやすいのです。


その結果、オフィスにいるだけでどっと疲れてしまうということがよくあります。




言葉に敏感&ネガティブにとらえてしまう



HSPの人は、1言われたら10のことを想像してしまうくらい、深く物事を考えます。


そのため、何気なくいわれた言葉を「ネガティブ」にとらえてしまうことも。


また、強い口調の人に対して「苦手意識」があり、仕事上でのコミュニケーションにも支障をきたしてしまう場合があります。


コミュニケーション下手な自分を責めてしまうことも多く、ストレスを抱えてしまう人も多いでしょう。




このように、HSPの方がストレスをため込んでしまう場面って、意外と多いんですよね。


上手に対処していたり、定期的にストレス発散できていないと、気が付いた時にはこころに余裕が持てなくなってしまうので、注意が必要です。




「こころの限界サイン」をチェックしよう



あなたの「心の限界サイン」をチェックする項目をまとめています。


次の症状に1つでも当てはまり、かつ2週間以上続いている場合は、すでに限界がきているサイン。


なるべく早めに対処するためにも、最寄りの医師に診断してもらうようにしましょう。


また、こころを健やかに保つために、日ごろからセルフチェックをしておくのがおススメです。



※チェック項目の参照

・厚生労働省HP(こころの健康)
・こころの耳(働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト)
・こころの陽だまり(こころの病 情報サイト)



\ セルフチェック項目はこちら! /



精神面のチェック!

□ 最近興味や楽しみを感じることがない
□ つねに気分が落ち込んだり、ゆううつな気持ちになる
□ 新聞、読書、テレビなどに集中できない
□ そわそわしたり、落ち着かない時がある
□ 自分の存在を否定して気落ちする
□ 考えることが億劫に感じる



身体面のチェック!

□ 食欲がない
□ 寝つきが悪かったり途中で目が覚める
□ 眠りすぎてしまう
□ いつも疲れた感じがしたり、気力がない
□ 考えすぎてたまに動機がある
□ 胃の不快感が抜けない
□ 飲酒量が以前より増えたと感じる



周囲から言われた言葉のチェック!

□ 表情が暗いと言われる
□ 涙もろいと言われる
□ 反応が遅いと言われる
□ 落ち着かないと言われる
□ 最近ぼーっとしていることが多いと言われる



いかがでしたでしょうか。


これらのうち、2週間以上続いている症状が1つでもあれば、注意すべき「心の限界サイン」かもしれません。


ちょっとでも気になる場合は、しっかり休みをとったり、生活習慣を見直すなどして、しっかりこころのケアを行うようにしましょう!



HSPに不向きな働き方



HSPの方に不向きな仕事をまとめました。


こちらで紹介するのは、HSPの方が「できない」ものではなく、「働きづらい」仕事になります。



本当にやりたい仕事なら挑戦してみるのもいいですが、強いストレスを感じる仕事になる可能性が高いです。


気付かないうちに苦手な環境に飛び込んでしまわぬよう、仕事選びの参考にしてみてください。



\ 不向きな職場環境 /

・ノルマや競争が激しい
・残業が多く休みがとりづらい
・コミュニケーションが多い
・大きな音や声が飛び交う環境
・イレギュラーな対応が求められる仕事
・スピードが求められる仕事
・体育会系の社風




ノルマや競争が激しい



チーム内で競争が激しい仕事は、HSPの方にとって精神的負担が大きくなります。


ライバルや上司の顔色を常にうかがってしまったり、休みの日も仕事の数字ばかりかんがえてしまい、しっかり休息をとることが出来ません。


数字目標を達成することが好きな方でない限りは、避けたほうがいいでしょう。


職種例

・営業職
・外資系の職種
・接客、サービス業
・下請けの技術職 など




残業が多く、休みがとりづらい



HSPの方は、物事を深く考える分、不安も感じやすい性質があります。


その不安を消化するためにも休日や休憩が必要不可欠なのですが、


休憩もとりづらい、朝から晩まで業務に追われるような多忙な仕事だと、不安は解消できないまま積み重なってしまいます。



最悪、体調を崩してしまう可能性もあるので、注意が必要です。


職種例

・警察官、消防士
・スタートアップ企業
・施工管理
・制作会社
・コンサルタント など




コミュニケーションが多い



多くの人と関わる仕事も、HSPには向いていません。


これは、社外の相手だけでなく、社内のメンバーと頻繁にコミュニケーションが求められる場合も同様です。


人の顔色や感情をすぐに読み取ってしまうため、気疲れも多く、ストレスとなってしまうでしょう。


職種例

・警察官、消防士
・スタートアップ企業
・施工管理
・制作会社 など




大きな音や声が飛び交う環境



HSPは、音にとても敏感です。


大きな音が飛び交う工事現場や、ガヤガヤしている飲食店などは、その場にいるだけで強いストレスを感じてしまうでしょう。


また、大きな声で話す人や、怒鳴り声にも強いストレスを感じるので、オフィスで働く方々の雰囲気も大事になってきます。


職種例

・工事現場、建設系
・居酒屋、飲食店
・トップダウンの激しい会社
・言い争いの多い職場 など




イレギュラーな対応が求められる仕事



HSPの方は、決まった業務を丁寧にこなしたり、ルーチンワークが得意な方が多くいます。


反対に、突発的でイレギュラーな対応には苦手意識を持っている人のほうが多いでしょう。


人柄がよく、相手に対する「共感力」も高いので、マネージャー職に推薦されることが多いHSPですが、


リーダーや管理職となると、部下や上司とのコミュニケーションが増えたり、突発的な仕事も増えるので、このあたりのキャリア選択は慎重に考える必要があります。


職種例

・リーダーや管理職
・事業開発
・新規ベンチャー企業
・コンサルタント など




スピードが求められる仕事



納期ノルマが厳しかったり、作業スピードが求められる仕事は、HSPに不向きです。


とくに下請けの制作会社や広告会社の場合、クライアントから無理な納期を言われる場合が多く、結果として残業や休日出勤にもつながってしまいます。


時間に追われるプレッシャーから、大きなストレスを抱えてしまう場合があるので注意しましょう。


職種例

・制作会社
・下請けの技術職
・広告代理店
・料理の厨房担当 など




体育会系の社風



職種や業種に関わらず、社風が体育会系の会社は避けたほうがいいでしょう。


上司や先輩からの圧力があったり、大きな声が常に飛び交う、ノルマが厳しいなど、HSPにとってストレスが多い環境です。



入社前から把握するのは難しいかもしれませんが、ネット上の評判を調べたり、面接時にオフィス見学をさせてもらうなどして、雰囲気だけでもつかんでおくのがおすすめです。


職種例

・マスコミ業界
・スポーツ業界
・大手メーカー
・証券会社
・大手広告代理店 など




HSPの人に向いている働き方



HSPは、次のような能力に長けているので、これらを活かした仕事をするのが向いています。」


\ HSPに秘められた能力 /

・洞察力が高い
・共感能力が高い
・細部にまで気を配る
・丁寧な作業
・相手の感情を理解できる
・感受性豊か など


これらの強みを生かせる仕事であれば、HSPでもやりがいをもって働くことができるでしょう。


例えば、下記のような仕事がおすすめです。


心身ケアやコーチングに関わる仕事



「共感力」や「洞察力」が高く、相手の気持ちを理解するのが得意なので、心や体のケアをする職業や、何かを教える仕事は向ています。


職種例

・医者
・先生
・看護関連
・マッサージ
・整体師
・カウンセラー
・美容師 など




動植物と関わる仕事



HSPの「共感力」は、人間以外の生き物にも発揮されます。


人以外にも愛情を注ぐことができるので、動物にかかわる仕事や、植物を扱う仕事も向いているでしょう。


職種例

・獣医
・動物トレーナー
・水族館、動物園の職員
・ブリーダー
・ペットシッター
・農林業
・トリマー など




動細かく丁寧さが求められる仕事



小さなリスクにも敏感に気が付くHSPは、細かく丁寧さが求められる仕事にも向いています。


一人で黙々と作業が出来るという点でも、デスクワークや分析・研究関連の仕事もおすすめです。


職種例

・事務職
・経理職
・資料作成
・データ入力
・データ分析
・専門学者
・研究員
・整備士 など




ITスキルが必要な仕事



IT系の仕事は、地道で細かな作業が多いのと、顧客やユーザーの気持ちを読み解く力が求められる仕事です。


「洞察力」と「細部にまで気を配る」HSPにとっても、適した仕事だと言えるでしょう。


また、リモートワークや在宅ワークとも相性がいいので、コミュニケーションを最小限に抑えた働き方も可能です。



職種例

・プログラマー
・Webディレクター
・Webマーケター
・Webライター
・システムエンジニア など




クリエイティブな仕事



「感受性が豊か」なHSPは、クリエイティブな仕事も向いています。


クリエイターではなくても、ものつくり系に関わる業界や職種もおすすめです。


職種例

・デザイナー
・Webデザイナー
・映像作家
・動画編集
・クリエイター
・写真家
・イラストレーター
・演出家
・音楽家 など



以上、一部ではありますが、HSPに向いている仕事をまとめてみました。


この中で、あなたが「やりたい」と思える仕事があるのであれば、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。



適職については、別記事で詳しく説明しているので、興味がある方はチェックしてみてくださいね。



関連記事はこちら

>>【繊細さん向け】HSPの適職を見つける超カンタン3ステップ|現役HSPのマーケターが解説

>>心から望むキャリアを実現する「キャリアコーチングスクール」とは?|HSPでも適職が見つかるスクールの秘密




HSPが健やかに働くための対処法



仕事が「辛い」と感じているHSPの方に向け、健やかに働くための対処法についてまとめました。


体調を崩してしまう前に、できそうなことから実践してみてくださいね。



辛いときは、思い切って休む



HSPの方は、自分の心配よりも他人の心配をしがちです。


そのため、仕事がつらくて休みたくても、「周りに迷惑をかけるのではないか」と心配になり、なかなか休むことが出来ません。



しかし、心のケアに一番大事なのは、しっかり「休息・睡眠」をとることです。


数日くらい休んだって、会社は回ります。


一番は、心身ともに健康で働き続けることなので、無理せず休むようにしましょう。




毎日の習慣を見直す



HSPの場合、生活習慣の乱れには特に注意が必要です。



たとえば、こころの不安は「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンを分泌することによって軽減することができます。


しかし、セロトニンは体内で作り出すことができないため、肉や魚、豆腐、納豆など、正しい食生活を意識しなければいけません。



また、睡眠不足は「心身」の健康を脅かす一番の天敵です。



毎日夜更かしをしていたり、飲みすぎで睡眠が浅い日が続くと、うつ病や心臓病のリスクも大幅に高まります。



できるだけ心身にダメージを与えないためにも、普段から健康的な習慣を意識しましょう。




本当にやりたいことを見つける



仕事を楽しいと思うためには、あなたが本当にやりたいことを見つけることが一番です。


誰だって、「やりたいこと」に対しては、時間も忘れて夢中になれます。


夢中になると、進んで学ぼうとするので、成長も、成果を出すのも早くなり、結果としてスキル向上、自己肯定感も高まるなど、メリットしかありません。



「やりたいこと」さえ見つかれば、人生はどんどん楽しくなっていくので、是非じっくり考える時間を作ってみましょう。


やりたいことの見つけ方については別記事でまとめているので、チェックしてみてくださいね。



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>>【超簡単】本当にやりたいことが見つかる、たった2つの公式|これがわかれば人生でもう失敗しない!




新しいことに挑戦してみる



今の仕事が辛いと感じているなら、本業以外で活躍できるスキルの習得や副業にチャレンジして、働き方の選択肢を増やすのがおすすめです。



特におすすめなのが、Web関連のスキル。


どの業界でも需要のあるスキルで、副業とも相性がいいスキルです。


本業の収益だけに依存するのが不安な方にもおすすめです。



✔ おすすめのWebスキル

・プログラミング
・Webマーケティング
・Webデザイン
・ブログ運営
・Webライティング
・動画編集 など


基礎知識であれば、ネット上で無料で学べるものも多いですし、「Udemy」のような動画学習サービスを利用すれば、1科目1,000円ほどから手軽に学習できます。



スキマ時間にさくっと学習を始められるので、興味がある方は是非チャレンジしてみましょう。



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>>人生変えたい社会人におすすめのスキル6選|現役Webマーケターが厳選




まとめ:HSPは少しワガママなくらいがちょうどいい!自分を優先して、楽しく働ける仕事をみつけよう。



以上、繊細さんの「こころが限界の時に見られる特徴と対策」についてでした。



繊細さんには、まじめで気遣いやさんが多いので、どうしてもまわりの人を優先してしまいがちです。


でも、あなたの人生、まわりの気分で我慢ばかりしていては、楽しく過ごすことはできません。


まず考えるべきは、あなた自信を気遣うこと。


繊細さんは、ちょっとくらい「ワガママ」を言うくらいが丁度いいんです。



「無理をしてるな」と感じたら、思い切って休んだり、いまの働き方についてゆっくり考える時間を作ってみてださいね。



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