HSPって、仕事でいろんな悩みがあるんですよね。
この先ちゃんと働き続けられるのか不安です。
はじめまして!むねちむ(@whitetiger_kgmn)と申します!
本記事では、HSPの方が「働きやすい仕事をみつける方法」についてまとめています。
わたしも極度のHSPで、人前で話しすと手足が震えてしまったり、仕事もなかなか長続きせず、これまでに5回の転職を経験しています。
しかし、HSPという言葉を知り、自分と同じような人がいると知ってから、前向きに考えられるようになりました。
そして、HSPの特性を理解し、正しい対処法を知ることで、今ではストレスなく働けています。
今回は、HSPでも適職を見つけるための思考法についてまとめましたので、すこしでもあなたの悩みを解決するヒントになれば幸いです。
▼この記事がおすすめな人▼
・どんな仕事も長続きしなくて悩んでいる
・出来ないと感じることが多くて劣等感を感じる
・将来どうやって働いていけばいいか不安
「むねちむ」
・30代未経験でWebマーケターに転身
・極度のHSPのせいで5回転職
・我慢しすぎてうつ病になり、退職した経験もあり
◇参考文献◇
・「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本
・HSPサラリーマン―人に疲れやすい僕が、 楽しく働けるようになったワケ
・HSP ヒトよりスゴくピンとくるあなたのための取り扱い説明書
・「いつでも転職できる」を武器にする|市場価値に左右されない「自分軸」の作り方(KADOKAWA)
・このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法(ダイヤモンド社)
HSPが感じている悩み
HSPの性質にもいろいろあり、その方の性格によっても悩みは変わってきます。
ますは、私自信が特に感じているHSPの性質6つを厳選してみました。
HSPの性質
① 言葉のナイフに敏感
② 感情を読み取るメンタリスト
③ 自滅型のおせっかい
④ 怒る人アレルギー
⑤ 小さなリスクも予知できる
⑥ 五感が超人レベル
主に仕事面で感じるポイントをまとめていますので、参考にしてみてください。
① 言葉のナイフに敏感
▼たとえばこんなイメージ▼
むねちむって本当バカだよなー。(冗談。基本いい人。)
(ぐさっ)
何か不機嫌にさせるようなこと言っちゃったのかも。
きっと今気分わるくしてるよね。どうしようどうしよう・・・
何気ない冗談でも受け流すことができず、心が傷ついてしまうことがよくあります。
また、一度気になると、わるい妄想をどんどん広げてしまいます。
立ち直りが早ければいいのですが、厄介なことに、この意気消沈モードが1日中続くんですよね。
集中力が続かないこともあり、仕事に影響が出てしまうのも少々厄介に感じます。
個人的には、この「気にしすぎる」ことが一番の悩みかもしれないです。
② 感情を読み取るメンタリスト
▼たとえばこんなイメージ▼
むねちむ、おはようー。
(昨日彼女とケンカしてへこんでる。)
トラくんおはよう!
(むむ、いつもより表情がかたい、声のトーン低め、目線もあまり合わない。何か悩み事?ランチに誘って聞いてあげようかな。)
相手の感情を理解できるのは、HSPの強みです。
話し方、表情、声のトーン、目線など、ささいな情報も見逃さずに瞬時に読み取り、感情を理解ことが出来ます。
また、共感力が高く、相手の気持ちを分かってあげられるので、聞き上手な一面も。
その分、相手の顔色が気になってしまったり、怒られている人がいると、その人と同じ感覚になったりするので、気疲れしたり、集中力が途切れたりします。
つねに誰かの感情に反応してしまうため、「からだ」より「脳」が疲れやすく、こころの疲労も多くなりがちです。
③ 自滅型のおせっかい
▼たとえばこんなイメージ▼
ううう、雑務がたまってて残業確定だー。(ため込んだコアラさんが悪い。)
この仕事、だれもやりたがらないわ。どうしましょう。
もしよければ手伝います!
(困ってるなら、手助けしてあげなきゃ!)
・・・数か月後
むねちむ、この仕事も手伝って!よろしく!
むねちむさん!このプロジェクトもあなたにお願いするわね!
わ、わかりました!
(ぎゃー!キャパオーバー!雑務&めんどい仕事だらけ、つらたん。)
困っている人を見過ごせないのも、HSPの特徴です。
ついつい困った人を助けたり、忙しくても頼まれごとを断れなかったりするので、気が付いたら手一杯になってしまうこともしばしば。
無理をしすぎて体調を崩してしまうこともあるので、請け負う仕事量には注意が必要です。
手助けする気持ちも大事ですが、キャパオーバーしないよう注意!
④怒る人アレルギー
▼たとえばこんなイメージ①▼
この前作ってもらった資料、一部間違ってたよ。
直してもらえる?(怒ってはいない)
す、すみませんでした!
(注意された。怒ってるかな。嫌われたかな。できないヤツだと思われたかな。どうしよう、、。)
▼たとえばこんなイメージ②▼
おい!サル!また資料間違ってるぞ!何度いえばわかるんだ!
すみません!今すぐ治します!
わ、サルくんまた怒られてる。つらいよな。かわいそうだな。なんかわたしも気分落ちてきた、、。
HSPの人は、ちょっとした意見や反論に対しても、怒られてるんじゃないかと深読みしてしまいます。
たとえ自分の意見があったとしても、相手の機嫌を損ねないために賛同したり、空気を読みすぎて意見できないことも。
また、他の人の感情に共感したりするので、誰か注意されたり怒られている空間にいるだけで強いストレスを感じます。
人の顔色が気になるクセがあるので、気疲れが多いのも悩みですね。
⑤ 小さなリスクも予知できる
▼ たとえばこんなイメージ ▼
頼まれた資料、AとB以外に、Cの情報もあったほうがいいよね。
あれ、Eがあれば、ひつじさん理解しやすいかな?
まって、お客さんに理解してもらうなら、FとGも必要じゃん!
やばい、時間たりない、どうしよう。
むねちむさん、カンタンな資料で大丈夫よ。
(資料のクオリティーは高いからありがたいけど。)
HSPの人は、あらゆるリスクに敏感です。
資料一つ作るにしても、あとあと必要になるかもしれない細かな情報にまで気が付き、慎重に作業を始めます。
ほかにも、「言い回しは適切か」「画像やグラフは見やすいか」など、細かい部分まで気になって対応せずにはいられません。
「作業が遅い人」という印象も与えることはありますが、リスクヘッジが出来る分、仕上がりは評価されることは多いでしょう。
ミスが少ないことで、結果的に全体作業が早くなることもあるので、私はあまりきにしていません!
⑥五感が超人レベル
▼ たとえばこんなイメージ ▼
ちょっとこの部屋、空調の音とか、部屋の明るさとか気になりませんか?(集中できない。)
そう?
(あまり気にならないけど。)
総務にちょっときいてみましょうか。
HSPは、五感にも敏感です。
▼ たとえばこんな感じ ▼
視覚:明かりや色に敏感
嗅覚:においに敏感
聴覚:ささいな音や声にも敏感
触覚:ちょっとした肌ざわりが気になる
味覚:ちょっとした味の変化に敏感
たとえば空調の音や、部屋の微妙な明るさの変化も気になってしまい、仕事に集中できなかったりします。
また、人が集まっている場所や騒がしい空間は緊張するし、人一倍ストレスに感じる場合があるので、苦手なことが多いです。
私の場合、スマホは常にマナーモード、テレビも音量も小さめにしています。
HSPに向いてる・向いてない仕事
ここでは、一般的にHSPに向いている、向いていない仕事を紹介します。
人によってもHSPの特性や得意分野も異なるので、すべてが該当するというわけではありません。
しかし、どんな働き方の可能性があるかを知ることはできます。
「やりたいことが特にない」という方は、参考にしてみてください。
自分に合った仕事の見つけ方は、次の章でご説明します!
HSPに向いてる仕事
繊細さがネガティブに思われがちなHSPですが、実際は強みとなる性質も多くあります。
▼HSPの仕事の強み▼
・洞察力が高い
・共感能力が高い
・細部にまで気を配る
・丁寧な作業
・相手の感情を理解できる
・感受性豊か など
これらの強みを生かせる仕事であれば、HSPでもやりがいをもって働くことができるでしょう。
例えば、下記のような仕事です。
心身ケアやコーチングに関わる仕事
医者、先生、看護関連、マッサージ、整体師、カウンセラー、美容師など
「共感力」や「洞察力」が高く、相手の気持ちを理解するのが得意なので、心や体のケアをする職業や、何かを教える仕事は向ています。
動植物と関わる仕事
獣医、動物トレーナー、水族館、動物園、ブリーダー、ペットシッター、農林業、トリマーなど
HSPの「共感力」は、人間以外の生き物にも発揮されます。
人以外にも愛情を注ぐことができるので、動物にかかわる仕事や、植物を扱う仕事も向いているでしょう。
細かく丁寧さが求められる仕事
事務、経理、資料作成、データ入力、データ分析、専門学者、研究員、整備士など
小さなリスクにも敏感に気が付くHSPは、細かく丁寧さが求められる仕事にも向いています。
一人で黙々と作業が出来るという点でも、デスクワークや分析・研究関連の仕事もおすすめです。
ITスキルが必要な仕事
プログラマー、Webディレクター、Webマーケター、Webライター、システムエンジニアなど
IT系の仕事は、地道で細かな作業が多いのと、顧客やユーザーの気持ちを読み解く力が求められる仕事です。
「洞察力」と「細部にまで気を配る」気質があるHSPにとっても、適した仕事だと言えるでしょう。
クリエイティブな仕事
デザイナー、映像作家、クリエイター、写真家、イラストレーター、演出家、音楽家など
「感受性が豊か」なHSPは、クリエイティブな仕事も向いています。
クリエイターではなくても、ものつくり系に関わる業界や職種もおすすめです。
以上、一部ではありますが、HSPに向いている仕事をまとめてみました。
この中で、あなたが「やりたい」と思える仕事があるのであれば、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
HSPに向いていない仕事
次に、HSPの方に向いていない仕事についてまとめました。
下記の特徴にあてはまる仕事は、ストレスが大きい可能性があるので、できるだけ避けたほうがいいでしょう。
▼ 向いていない仕事 ▼
・残業が多く休みがとりづらい
・コミュニケーションが多い
・大きな音や声が飛び交う環境
・イレギュラーな対応が求められる仕事
・スピードが求められる仕事
・体育会系の社風
具体的な仕事内容
飛びこみ営業、外資系、飲食店、工事現場、マネジメント、コールセンター、クレーム対応など
たとえ「やりたい」仕事であっても、HSPの性質と合わない仕事は「つらい」が上回り、やりがいを持てない場合があります。
たとえば、ノルマや競争が激しい営業職や販売員、大きな音や怒鳴り声が多くなりがちな工事現場の仕事やクレーム対応は、精神的な負担が大きくなります。
仕事を選ぶ際は、できるだけ気質に合わない仕事は避けることがおススメです。
HSPが適職を見つけるための簡単3ステップ
さて、ここからが本題。
先ほどは、HSPに向いている仕事、そうでない仕事について説明しました。
しかし、すべての方がその通り該当するとは限りません。
HSPでも個性は一人ひとり違いますし、これまで培ったキャリアやスキルも異なるので、向き不向きは必ず出てきます。
さきほどご紹介した「HSPの適職」は参考にしつつも、本当の「適職」は、あなた自身が見つける必要がります。
ここでは、あなただけの「適職」を見つける方法についてご紹介します。
方法は、次の3つを意識すればOKです。
適職を見つける3つのポイント
① 自分の本音と向き合う
② あなたの「得意」を探す
② 「好き・得意・環境」3つが重なる場所を探す
それぞれ詳しく説明していきますね!
自分の本音と向き合う
まず大切なことは、” あなたの本音 ” と向き合うことが大切です。
本音と向き合えば、大事な選択をするときに「自分軸」で決められるようになりなす。
例えば、あなたが「フリーランスに憧れている」とぼんやり感じ、友人に相談したとします。
そのとき、「大手で働くほうが絶対いいよ!」と友人が言っているとしましょう。
この時、自分の本音がわからず、「自分軸」が定まっていないと、「友人の意見が正しいのでは?」と錯覚してしまう恐れがあります。
そうならないためにも、まずはあなたの「本音」としっかり向き合い、「自分軸」をみつけることが重要です。
まずは、次の3つの本音を考えてみましょう。
次の3つの「本音」を書きだしてみよう
・本当に「やりたいこと」はなにか
・これだけは「やりたくないこと」はなにか
・理想の「仕事環境」はどんな場所か
現実的かどうかはいったん抜きにして、思うままの気持ちを書きだしてみてください。
例えば、私の場合は下記のような本音を持っています。
▼①本当にやりたいこと▼
・クリエイティブな仕事
・マーケティング
・ITやWebの仕事
・デザイン系の仕事
・Web制作
・動画制作
・英語つかう仕事
・いつか起業/フリーランス
▼②できればやりたくないこと▼
・オフィスに行きたくない
・満員電車やだ
・マネジメント職は避けたい
・サービス残業したくない
・体育会系ごめんなさい
・上下関係強い社風はやだ
・スキルが身につかない単調な仕事は避けたい
▼③働きたい環境▼
・完全フルリモート
・人と関わらなくていい
・海外飛び回ってOK
・働きたいときだけ働く
・雇われではなく、個人事業主として自由に稼ぎたい など
本音を大事にすれば、あなたが理想とする働き方を見つける手がかりになります。
まずはまわりからどう思われるかなどは気にせずに、自分の本音をしっかり整理することから始めてみましょう。
得意なことを探す
自分の本音を書きだしたら、次はあなたが仕事で「得意」だと感じていることを探します。
自分の得意なことがわかりません。
というか、得意なことなんてありません。
上記のように、自分の得意なことがわからないという方は、会社の上司や同僚、友達からよく感謝されることを探してみましょう。
普段何気なく言われる「ありがとう」には、あなたの「得意」が隠れています。
自分にとっては当たり前だと思っていたことも、まわりの人がまねできない「長所」として認められていることはよくあります。
得意なことに自信がない方は、普段の仕事でよく言われる「ありがとう」を探してみてください。
「好き・得意・環境」3つの本音が重なる場所を探す
最後に、①で見つけた「やりたいこと」「理想の環境」と、あなたの「得意」が交わる場所を探します。
3つ重なるポジションが現時点では難しい場合は、1~2つでも該当する場所から目指せばOKです。
このとき、できるだけ「得意なこと」を優先して探すのがポイントです。
\ やりたいことを優先する理由 /
①「やりたいこと」は変わる可能性がある。
②「理想の環境」だけでは、やりがいを持てない。
③「得意なこと」は成長・成果につながりやすく、やりがいになる。
特に大事なのが、③の理由です。
仕事で成果を出せると、自己肯定感も高くなり、より仕事が楽しくなってきます。
「やりたいこと」や「働きたい環境」も大事ですが、仕事を選ぶ場合は、まず「得意なこと」を優先することがおススメです。
王道ではなく、あなたの本音を大事にする
たとえば、組織の中で出世していくためには、「マネジメント職」は通らなければいけない関門です。
「共感力」と「洞察力」が高いHSPの方は、マネジメント職のようなポジションの打診を受けることは多いでしょう。
しかし、上司と部下の板挟みとなる「マネジメント」の仕事は、HSPにとっての精神的負担が大きい仕事。
「働く環境」が良ければ楽しい場合はありますが、苦手意識を持っている方のほうが多いのではないでしょうか。
そのような方は、無理に「マネジメント」職を目指さず、チーフ職やエキスパート職など、その道のプロを目指すキャリアを選ぶのも一つの手段です。
昇進に不安がある方は、今の会社でどんなキャリアの選択肢があるのかチェックしてみましょう。
私もマネジメント職を断り、エキスパート職への希望を出したことがあります。
キャリアの道は一つではないので、いろんな可能性を探っておきましょう。
働き方の選択肢を増やすことも大切
働き方も多様化している昨今、選べる選択肢もたくさん存在します。
たとえば、複業(パラレルキャリア)という働き方。
今のキャリアを活かした仕事を掛け持ちながら、どちらも「本業」として働くことで収入を増やす方法があります。
他にも、副業解禁の企業も増えてますし、フリーランスで働き始める方も年々増えてきました。
本業以外でも稼ぐ手段を知っていれば、お金や働き方に対する不安は軽減することができます。
本業以外の働き方がわからない場合はどうすればいいですか?
上記のように、本業以外の稼ぎ方がわからないという方は、個人でできる小さな副業に挑戦してみましょう。
特に、Webをつかった副業は、初期投資もほとんどなく、ノーリスクで始めることが可能です。
ある程度のWebスキルは必要ですが、書店やインターネットを利用すれば、だれでも基礎知識くらいは身に着けられる時代です。
また、Webスキルを身に着けたいという需要が増えてきてると同時に、学習サービスも充実してきています。
無料で学べたり、低単価で学習できるサービスも豊富にそろってきているので、いろんなスキルをつまみ食いしながら、自分に適した仕事を見つけましょう。
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100,000以上の講座があるオンライン学習プラットフォーム。頻繁に行われるセール期間であれば、1講義1,000円から学習可能。
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女性専用のキャリアスクール。いろんなWebスキルをつまみ食いしながら、自分にあったキャリアが探せます。
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Web関連の副業に挑戦してみる
ブログ、プログラミング、Webマーケティング、Webライティング、ココナラのスキル販売 など
副業をしたい方におすすめなのが、「Webスキル」を使った副業です。
物販・せどりなど、仕入れコストや在庫を抱えるものは、どうしても失敗したときのお金の不安があります。
しかし、Web系の副業は、PC1台で始めることができますし、失敗してもお金を失う心配はありません。
また、副業を通じてWebスキルも身に着けられるので、本業でのキャリアアップ・キャリアチェンジに活かすことも可能です。
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HSPが働くときに注意すること
HSPが仕事で注意すべきことについてまとめました。
精神的負担をできるだけ少なくするためには、次のことを意識してみましょう。
HSPが働くときに注意すること
・苦手な人とは物理的な距離を保つ
・自分をかえるのではなく、自分にあう場所を探す
・自分を肯定し、共感できる人を探す
・まわりに相談することで、働きやすい環境を作る
・辛いときは遠慮なく休む
・ちょっとワガママかもと感じるくらいでOK
苦手な人とは物理的な距離を保つ
わたしも結構やるのですが、職場で苦手な人とは物理的な距離を置くようにしています。
距離の取り方
・メールやチャットツールで済ませる
・席を離してもらう
・会議はなるべく早めに終わらせる
・休憩は一人でとる人だと印象づける など
すべてを逃げ切るのは難しいですが、直接かかわる時間は工夫することができます。
そんなことして関係性が悪くなったら、余計にストレスじゃないですか?
そう考える方もいると思いますが、「洞察力」にすぐれているHSPであれば、その塩梅を見極めることもできると思っています。
毎回断るのは気が引けるという場合は、月に1回は一緒にランチにいったり、会社の飲み会では5分だけ会話するというようにルールを決めればOKです。
完全無視でもない限り、相手も嫌な気持ちにはなりません。
一番はあなたの心を健康に保つことなので、仕事では割り切って距離をとることを意識しましょう。
自分を変えるのではなく、自分にあう場所を探す
普通の人と同じように、HSPの人にも得意・不得意なことは存在します。
しかし、どうしても不得意のほうに意識が行ってしまい、「HSP治したい!」と悩む人は多いのではないでしょうか。
HSPは治すものではないので、今の仕事が合わないのであれば、向いている仕事をさがすほうが、仕事も自分も好きになれます。
仕事や働き方は選べる時代なので、無理に今の仕事にしがみつくより、あなたが働きやすい場所を探すしてみることがおすすめです。
ただし、転職する場合は、まずは自分にあった場所を理解し、やりたいことを見つけてから動くようにしましょう!
逃げるように転職をしてしまうと、結果的に同じような境遇の場所を選んでしまう可能性があるので、注意が必要です。
無理に自分を変えるのではなく、活躍できる場所探しを意識しましょう!
そのためには、自分の本音と向き合い、ベストな環境を見極めることが大切です。
自分を肯定し、共感できる人を探す
HSPは、どうしても人のいいとこばかりを比較をして、結果的に「自分はできない人間だ」と落ち込みやすい性質もあります。
それを解消するためには、まず一つはHSPの良い部分に目を向け、ポジティブに変換するクセをつけること。
そして、HSP同士で共感しあえるコミュニティーを見つけておくことです。
SNSだと「#HSPさんと繋がりたい」のようなハッシュタグですぐ見つけられますし、HSP向けセミナーなども開催されているので、自分に合った方法で交流してみましょう。
まわりに相談することで、働きやすい環境を作る
今の職場で働きずらさがあるなら、上司や人事に相談する方法もあります。
たとえば私の場合、空いている会議室にこもり、まわりの声やコミュニケーションをすべて遮断できる時間を作ってもらったりました。
ほかにも、午前中はリモートワーク、午後からオフィス出社に出来ないか相談し、朝の満員電車を避けていたこともあります。
会社や職種によっても許容範囲はありますが、今の会社で実現できなそうであれば、柔軟な働き方が出来る部署異動や、別の会社に身を移すのも一つの手段です。
IT業界は、柔軟に働ける会社が多いので、ライフワークバランスを考える方にもおすすめですよ!
辛いときは遠慮なく休む
HSPは、自分の体調よりも「迷惑をかけられない」という気持ちを優先しがちなので、体調が崩れる前に休暇をとることも必要です。
会社は組織で動いているので、あなたひとり休んでも回ります。
それに、あなたが過労や精神面で働けなくなってしまう方が困るので、そうなる前に心身をやすめることが大切です。
また、回復を早めるためにも、普段からちょっとした工夫をしてみるものいいでしょう。
たとえば、次のような感じです。
視覚を休める
寝るときは真っ暗にする / アイマスクで小休憩 / 家電の電源ライトはシールなどで隠す etc…
聴覚を休める
静かな場所を選ぶ /ノイズキャンセリング付イヤホンを買う / 耳栓をつかう / 寝室には家電を置かない etc…
わたはも、ガマンのしすぎてうつになり、仕事を退職した経験があります。
健康のためにも、がまんせずに休暇をとることは大事なんだと体感しました。
ちょっとワガママかもと感じるくらいでOK
HSPの人は、頼み事をすると「面倒かけてしまう」と感じる人が多いと思いますが、じつはどんどん頼ったほうが人間関係ってうまくいくんですよね。
人はだれでも、頼られるとうれしいものです。
だれかに助けを求めることが、他のひとにとっても助けになる場合があるので、信頼を築くという意味でも仕事はどんどん頼っていきましょう。
また、HSPは困っている人に敏感に反応してしまい、つい手を差し伸べてしまいがちです。
しかし、誰かを手伝ってあげるのは、あなたに本当に余裕があるときだけにしましょう。
ポイントは、「気づく」ことと「対応する」ことを分けること。
相手の「困っている」気持ちにどうしても気づくHSPの気質はしょうがないとして、たとえば3回の「気づき」のうち、1回だけ「対応する」というようなルールを決めておけば、良心も痛まず、仕事量も増やさずに済みます。
HSPは、「ちょっとワガママかも」って感じるくらい、相手を頼ったり、仕事を断る気持ちが大切です。
よくある悩みや質問
ここでは、HSPの適職さがしに対する悩みや質問に対してお応えしています。
個人的見解も含まれていますが、HSP当事者としてこれまで体験してきた仕事の悩みや転職経験をもとに回答しているので、参考にしてみてくださいね。
まとめ:ストレスが少ない道を選べるように、「こころの声」に正直になろう。
以上、HSPが適職を見つけるための方法についてのまとめでした!
ポイントをまとめると、次の通りです。
HSPなあなたの適職を見つける3つの思考法
・自分の本音と向き合う
・「好き・得意・適した環境」の3つの要素が重なる場所を探す
・王道ではなく、あなたの本音を大事にする
HSPが働くときに注意すること
・苦手な人とは物理的な距離を保つ
・自分を変えるのではなく、自分にあう場所を探す
・自分を肯定し、共感できる人を探す
・まわりに相談することで、働きやすい環境を作る
・辛いときは遠慮なく休む
・ちょっとワガママかもと感じるくらいでOK
働き方も、生き方も多様化し、世間が正しいとしてきた「王道ロールモデル」のかたちも変わりつつあります。
それでも、多くの人が昔の「王道」を目指してしまうのは、これまでの「常識」から外れることに不安や恐怖があるからです。
人間は、これまで経験したことのないものや、新しいことに対して不安を感じる生き物です。
しかし、あなたに適した人生を手に入れるためには、その不安の殻を破り、勇気をだして王一歩踏み出す勇気が必要です。
今の人生に息苦しさや不安があるのであれば、小さなチャレンジからでもいいので、まずは行動に移すことからはじめてみましょう!
あなたの人生がワクワクになるよう、私も応援しています!
関連記事はこちら
>>退職が心の負担になるあなたへ|HSPでも上手に退職する方法