HSPは退職しづらい?|心の負担を減らし、上手に退職するための知識。

退職って、後ろめたくて言い出しづらいイメージ。
上手に退職するためのヒントが知りたいなあ。


「退職」したいのに、様々な理由から、「退職」ができないという人は結構多いのではないでしょうか。


今回は、「HSP」な私が過去4度の退職経験から学んだ、スムーズな退職のために知っておくべきこと、後悔しないための「退職知識」についてお伝えしていきます。


迷惑をかけてしまうので、退職をなかなか言い出せない。


転職先が決まっているのに、引き留められて困っている。


上記のように、外的要因を気にしてしまい、なかなか退職に踏み切れず悩んでいる方は、是非参考にしてみてください。



記事の内容

≫ HSPの人が退職できない理由がわかる。
≫ あなたが退職に後ろめたさを感じる理由がわかる。
≫ 上手に退職するためのヒントがわかる。


本記事の信頼性
Webマーケティング会社勤務経験
担当業務:マーケット調査・Web広告
退職代行業者50社以上を徹底調査
たくさんの「退職の悩みの声」を調査!
「退職トラブルの要因」や「対処法」を紹介!
4度の「転職」&「退職」経験あり体験談をもとに、リアルな情報を届けます!

これまで、4度の転職&退職を経験。

『HSP』気質でもある私自身、退職の時に感じた不安や経験をもとに情報発信しています。

また、50社以上の「退職代行サービス」利用者の声を調査
自力で退職できず、サービスを利用した人が、どんな悩みを抱えていたのか、心の声を合わせてお伝えします。

同じような悩みを抱える方の参考になれば幸いです:)



上手な退職ができない理由


あなたも、一度は朝の通勤電車で「仕事やめたい」と感じたことはあるのではないでしょうか。


下記のアンケート調査によると、「仕事を辞めたい」と感じている人は、全体の7割以上もいることがわかりました。


朝の通勤電車に乗っているほとんどの方は、毎日憂鬱な気分で会社に向かっているということになります。


「退職の前に読むサイト」より引用

朝から「仕事やだー。辞めたいー。」っていうモチベーションだったワシなんて、社会人失格だと思っていたけど、みんな同じ気持ちだったのか。


しかし、気持ちとは裏腹に、実際に退職をする人は多くありません。


では、「辞めたい」感情があるのにも関わらず、仕事をやめられないのはなぜか。


私の経験上、その要因は大きく2つ、『精神的要因』と『環境要因』があると思っています。



『精神的要因』で退職できない人の特徴


精神的要因

精神的な要因で退職ができない人は、下記のような方が当てはまります。


優しすぎる人

日本では、昔から「謙虚さ」や「謙遜」が美徳とされてきました。


特に、終身雇用が当たり前だった昭和のサラリーマン世代は、会社への強い「帰属意識*」が求められる環境で育ったため、周囲が思っている常識から外れること、つまり、『他人と違うこと』を極端に恐れる傾向にあります。


結果的に、その両親の教育を受けて育った現代の大人たちも、無意識レベルで「集団から抜け出すこと」に、強い抵抗感や後ろめたさを感じてしまうのです。


今辞めると、上司や同僚に迷惑かけてしまう。


お世話になったチームに申し訳なく、後ろめたい気持ちになってしまう。


モラル意識が高い人や、相手思いの優しい性格の人は特に、「退職は迷惑をかける行為」というイメージが先行してしまい、どうしても自分の思いを後回しにしてしまいます。


その結果、ずるすると退職ができず、いつまでも悩み続けてしまうのです。



帰属意識とは?

帰属意識とは

ある集団自分が属している、その集団一員であるという意識企業民族などさまざまな規模単位について用いられる。

Weblio辞書より引用



周囲の目を気にしてしまう人

周囲の目を気にしすぎる人も、「退職」がなかなかできない傾向にあります。


退職を伝えることで、強く怒られるんじゃないだろうか。

退職することで、まわりから批判されないだろうか。


あなたは、HSP(Highly Sensitive Person)という言葉をご存知でしょうか。


これは、「人の気質」を表す言葉で、だれかの言動や大きな声、大きな音、強い光などに敏感に反応してしまい、動揺してしまったり、行動を左右されやすい人のことを言います。


日本人の5人に1人は、この『HSP』に該当すると言われれいます。


このような方の場合、ネガティブな不安ばかりが先行し、誰にも相談できずに「我慢する」ことを選んでしまいます。


その結果、本音を言い出すことができず、ずるずると働き続けてしまうのです。



HSPについて

英語では、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)といい、「ひといちばい繊細な人」という意味で、この頭文字を取ってHSP(エイチエスピー)と言います。これは90年代のはじめ、繊細な人についての研究をはじめたエレイン・アーロン(Elaine Aron)博士によって付けられた「人の気質」を表す名称です。

※さらに詳しく知りたい方はこちら
https://www.shinjuku-stress.com/column/psychosomatic/hsp/

新宿ストレスクリニックHP』より引用



退職後の不安が強い

退職したいと感じているけど、辞められない人の理由として多いのは、「退職後の不安」が大きな理由として挙げられます。


転職サイト『enジャパン』が8600人を対象に行ったアンケート調査によると、「退職理由を伝える上で、不安な点・気になる点」で多かった回答は、下記のようになっています。


退職理由を伝える上で、不安な点・気になる点は?
※複数回答可

第1位「次の職場が見つかるかどうか」(58%)
第2位「次の職場で上手くいくかどうか」(43%)
第3位「退職をいつ伝えるか」(39%)

『enジャパンHP』より引用

自分になかなか自信がもてない人は、


「転職なんてできないかもしれない。」


「次の職場でうまくできないかもしれない。」


上記のような不安を強く抱きやすいため、つらくても今の仕事に耐え続けてしまいます。


私も、「次の転職先で人間関係がうまくいかなかったらどうしよう」という不安を何度も抱えて、おなかを痛くした経験があります、、。


人間は、見えない不安に対して、とても警戒し、恐怖を感じる生き物です。


しかし、あまりにも不安ばかりに目を向けてしまうと、心や体を優先した決断ができなくなり、体調を崩してしまう恐れがあるので注意が必要です。



『外的要因』で退職できない人の特徴


精神的な要因とは異なり、外的要因で「退職」ができないという人も多いでしょう。


たとえば、上司や社長から「退職」を認めてみらえないというケースです。


いくつか例を挙げてみます。



引き留めに合っている

今辞められたら困るんだよ。
考え直してくれないかな?

あなたのことがどうしても必要なの。
もう少し待ってくれない?


上司や人事から、上記のような引き留めにあうと、振り切るのにも精神力が必要です。


特に、「いい人、優しい人」は、誰かの迷惑になってしまうことを極端に気に掛けるので、辞めることを躊躇してしまいます。



脅迫じみたことを言われる

いまどき「脅迫」なんてこと本当にあるの?


と思われがちですが、パワハラがある職場や、中小企業のワンマン社長がいる場合、このような問題は結構多く存在しています。


退職するなら「損害賠償請求するぞ」と脅されています。


「今のお前はどこに行っても通用するわけない」と怒鳴られました。


退職するのに損害賠償なんてありえないことですが、上記のように言われると、だれでも委縮してしまうものです。


また、能力を否定され、「自己肯定感」が傷つけられると、人によっては自信を持つことができなくなり、うつ気味になってしまう場合もあります。


このように、権力を持った上司や社長から強い口調で言われると、改めて「退職」を言い出す勇気が出なくなってしまい、退職を我慢してしまう場合があります。



上手に『退職』するための知識


上手に『退職』するための知識イメージ

一度「退職したい」という感情が芽生えてしまうと、その気持ちはよほどのことがない限り揺るぎません。


そのような感情を抱きながら働いていても、モチベーションもパフォーマンスも上がらず、気持ちだけがすり減っていきます。


であれば、上手に「退職」する術を知り、新しい環境に移ったほうが人生を明るい方向にすすめられます。


そのためにも、まずは「退職」について正しい知識を知り、「退職」という選択肢が選べる状況をつくれるようにしましょう。



「退職(労働法)」の基本知識



上手な「退職」は、法律の知識も必要になってきます。


学校や会社で教えてくれる知識ではないので、ほとんどの人が詳細を知らないまま社会に出て働いていることでしょう。


しかし、基本的な知識だけでも身につけておかなければ、いざというときに自分を守ることができません。


まずは、上手な「退職」をするためのヒントになる基本知識を3つ学んでおきましょう。


Point

 「退職」は、法で認められた労働者の権利
 「人事部」に直接相談する
 「労働基準監督署」に相談する


「退職」は、法で認められた労働者の権利

民法627条では、

「当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。」

『労働問題.com』より引用

とあります。


つまり、とくに雇用期間が定められていない「正社員」は、いつでも「退職をする権利」があるということです。


「契約社員」や「派遣社員」など、就労期間が定められている場合は、基本的に契約満了するまでは退職することができませんが、「病気」や「両親の看病」など、やむを得ない事情がある場合は退職することができます。


また、働き始めて1年が経過した後は、契約更新後であっても、いつでも退職をすることが可能です。(民法628条)


法律は、会社の就業規則よりも優先されます。


あなたが、たとえどんなに強く引き留められても、労働者は「法の下」で退職することが認められているのです。


退職は、だれにでも「権利」としてしっかり認められているんだね。


ただし、一つ注意しておきたいのは、退職を伝える時期です。


会社の就業規則によっては1カ月前、もしくはそれ以前に退職を伝えるよう定めている場合があります。


民法では、「退職の2週間前」に伝えれば問題ないとありますが、上手な退職をするためには、できるだけ会社のルール通りに退職を伝えることがベストです。


「モラハラ」や「パワハラ」、過酷な労働条件などで、精神的にもつらい場合は別ですが、会社と揉めるリスクを少なくするためにも、会社の就業規則には目を通し、事前準備をしておきましょう。



 直接「人事部」に相談する

上司にしつこく引き留められたり、話を聞いてくれない場合は、直接『人事部』に相談する方法もあります。


個人的な理由で引き留めを行う上司の場合、いくら熱量高く伝えても聞き入れてくれないこともありますが、「人事部」であれば、どんな社員であれ公平に対応をしてくれます。


ただし、いきなり「人事部」に伝えると、上司の機嫌を損ねてしまう可能性があります。


まずは上司に退職の意思を伝え、その後「退職の件、進捗はいかがでしょうか。」といった聞き方で、人事部に状況を伝えることも一つの方法です。



「労働基準監督署」で相談する

今退職するなら「退職金」はないぞ!

今辞めると会社に不利益が生じるから、損害賠償請求することになる。


上記のように、明らかに脅しに近い言葉や、理不尽な条件を提示してくる場合は、『労働基準監督署』へ相談するという方法もあります。


『労働基準監督署』は、労働基準法にのっとり、会社側に違法性がないか調査をしてくれる機関です。


自分で労働法について調べ、会社と戦うこともできますが、「会社 vs 個人」ではどうしても力の差が出てしまい、言いくるめられてしまう可能性があります。


そうならない為にも、専門知識を持った人に間に入ってもらい、退職支援をしてもらうことをおすすめします。


『労働基準監督署』は各都道府県に設置されているので、気になる方は下記よりチェックしてみてください。




「精神的要因」で退職できない場合は、『退職代行サービス』も視野にいれよう



精神的にも限界で、自力の対応ができない人はどうしたらいいの?


退職が言い出せない人の中には、精神的に追い詰められるまで我慢をしてしまい、結果的に「うつ」状態になってしまう方もいます。


わたしの場合、限界まで我慢し続けた結果、体調を崩し、結果的に退職せざるを得ない状況にまでなってしまいました、、。


そうならないための手段として、『退職代行サービス』があります。


最近では、メディアでもよく取り上げられているので、名前だけはきいたことがある人もいるとは思いますが、その実態については広く浸透していないでしょう。


『退職代行サービス』は、さまざまな理由から自力では退職が難しい人の代わりに、勤め先と退職手続きを進めてくれるサービスです。


LINEやメールをするだけで、身内にも知られることなく相談から対応まですべて行ってもらうことができるので、その手軽さも人気の一つとなっています。


また、退職に関する専門知識をもったプロが第三者として入ることで、本人が直接会社に連絡せず、円滑に手続きを進めることができます。


世間では、まだ認知度も低く、サービス利用者を非難する意見もあります。


しかし、利用者のニーズはどんどん増えていることを考えると、退職の悩みを誰にも言えず、誰かに助けを求めている方も多くいるということも事実です。


『退職代行サービス』のことを知っていれば、いざというときの「切り札」として、心にも余裕を持つことができます。


心身を壊してしまうと、もっとつらい日々を過ごすことになります。
健康さえ守れれば、早い段階で新しい人生に踏み切ることができます。


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まとめ:退職できる「切り札」を持つことで、心に余裕を持てるようになる!


最後に、ここまでお伝えした「退職」の知識についてまとめます。


退職の豆知識まとめ

 退職は法律で認められた労働者の権利だと知る

 上司がダメなら「人事部」に直接相談

 理不尽な会社には「労働基準監督署」を頼る

 精神的につらいなら「退職代行サービス」に相談する


これらは、退職をするために利用できる、あなたの「切り札」となります。


ここで一番伝えたいことは、退職は「誰かに頼ることができるもの」だと知ってほしいということです。


世間一般的にみたら、「退職」することなんてそれほど難しく考える必要なんてないんじゃないかと思うでしょう。


しかし、周囲の目を気にしてしまう人にとって、「退職」するまでの精神的負担は、想像よりもはるかに大きいものです。


私は、誰かに注意されたり、見ず知らずの人が怒られている環境にいるだけで、動揺して、しばらく動悸がちになってしまいます。


そのため、退職を言い出すときも、必要以上に周囲を気にしたり、顔色をうかがったりと、人一倍精神をすり減らしてきました。


また、会社によっては、だれにも退職の相談をすることができないまま月日が過ぎ、とうとう限界がきて精神的につぶれてしまったこともあります。


一人で抱え込みすぎると、精神的な理由で体調を崩し、さらに不安な毎日を過ごす可能性があるのです。


「退職」の悩みを解決するために一番大切なのは、「相談できる人」や「いざというときの手段」のような「切り札」をもつ(知っておく)ことです。


この「切り札」をもっているだけで、心に余裕が生まれ、つらい状況にも対処することができます。


「仕事」というのは、生活するうえで大切ですが、あなたの心や体を壊してまでしがみつくものではありません。


「働き方」も、「考え方」も、今はたくさんある中から選べる時代です。


しかし、心身が健康でなければ、次のチャンスがいくらあっても手にすることはできないのです。


あなたの辛さを理解し、手を差し伸べてくれる人や場所は、必ず存在します。


他人の人生ではなく、あなたの人生のために、今回ご紹介した知識を是非参考にしてみてくださいね。



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