第一印象をよくする6つのポイント!|初対面の印象は話し方で5割決まる!

上手な発言ができない、、。
会話が続かない、、。
もっと話上手になりたい、、!


トーク力は、仕事ではとても大切なスキルですが、苦手意識をもっている人は多いではないでしょうか。


人に与える印象のうち、約45%は「話し方」で判断されると言われています。


特に、初対面で会う人に好印象をあたえるためには、話し方が重要になってきます。


今回は、1分で相手に良い印象を与えるための知識やトレーニング方法をお伝えしたいと思います。


『この記事を読むメリット』

・人の印象がどのように判断されるかがわかる!
・印象をよくする方法がわかる!
・トーク力を磨くためのポイントがわかる!



印象は外見だけで判断されるわけではない


人は外見で判断されるわけではない

「人は見た目が9割」という本をご存じでしょうか。


このタイトルを見る限り、「ああ、やっぱり人は外見や見た目が良くなければだめなのか。」という印象を持つ方も多いと思います。


しかし、実際はそういうわけではありません。


アメリカのUCLA大学の心理学者、『アルバート・メラビアン博士』が行った実験で、 人に印象を左右する3つの『V(Visual、Vocal、Verval)』の割合を検証した実験があります。


実験結果は、表情や外見の見た目が55%その人の話し方や口調が38%言葉の内容が7%という数値になりました。


Visual(見た目)・・・55%
Voice(声) ・・・38% 
Verval(会話の内容) ・・・7%
プレジデントオンラインより参照

約5割は『容姿』、残り半分は『話し方&話の内容』で印象が決まるのです。


つまり、『見た目が9割』は、外見だけではなく、話したときの声や話し方が含まれるということになります。

好印象な話し方や内容を意識出来れば、相手に良い印象を与えることが出来るということです。



印象は1秒で評価される?


いいね、よくないね

書籍出版もしている心理学者『ティモシー・ウィルソン』は、人間には「適応的無意識」 という能力があることを研究で発見しました。


『適応的無意識』
人は1秒間に両目で1,100万以上もの信号を受信し、その中から脳が40要素ほどを抽出して処理しているという能力。


つまり、人間は、無意識でたくさんの情報を瞬時に処理し、理解することができるんです。


また、同じような研究で、ハーバード大学の『ナリニ・アンバディ』と『ロバート・ローゼンタール 』が行った興味深い実験もあります。


とある教授の授業動画を学生に無音声で見せたあと、その教授の能力を判断してもらうという実験です。


この結果、学生たちは教授の力量を瞬時に判断し、動画の閲覧時間が1秒でも10秒でも評価は変わらないという結果になったのです。


つまり、人はだれかを見た瞬間、『その人がどんな人物なのか』を瞬時に評価することがわかりました。


これは、普段の生活の中でも表れています。


例えば、あなたは商品を購入する時、何を基準にえらんでいますか?


普段使っている信頼できるものもあれば、値段を気にする人もいるでしょう。


でも、実はあなたが手にとる商品は、商品の第一印象であるパッケージできまるといっても過言ではありません。


パッケージをリニューアルしただけで、売り上げが2倍以上になることもあれば、逆にマイナスになってしまうこともあります。


そのくらい、人は第一印象で無意識にモノや人を判断し、評価を下していることになるんです。


人は見た目だけで判断してはいけない!


とよく言いますが、人は無意識に見た目で評価を下してしまう生き物なのです。



第一印象は、簡単には変わらない

第一印象は簡単に変わらない

人間には、『初頭効果』といわれる心理があります。


『初頭効果』

心理学者『ソロモン・アッシュ』の研究によると、人は第一印象でうけたイメージで、その人の評価を決めてしまうという心理。また、最初についた評価を優先して記憶するため、その印象が正しいことを証明するための情報以外は無意識に否定してしまう傾向にあります。


つまり、一度評価された印象は、簡単にひっくり返すことは難しいということ。


例えば、友人が進めてきた映画に、とんでもなく興味がわかないとき、こんな返答をしてしまっていないでしょうか。



ねえねえ、この前やってた映画「タマと雪の女王」観た?

タマと雪の?(確か弟が面白くないっていってたし、予告もつまらなそうだったな。)

海外でも評価高いし、タマがめっちゃ可愛いんだ!むねちむが好きなジャンルだから、ぜっちあ面白いと思うよ!

(んー、最初の印象でいうと、俺はあまり好きじゃない気がするから、見に行かないと思うな、、。)




どんなに素敵な情報でも、あなたが最初の印象で『興味ないや』と感じた話題には、人間けっこうそっけない態度をとってしまいがちです。


本当はあなたがとても好きな映画だったとしても、最初の印象が悪ければ、それをひっくり返すことは簡単ではありません。


つまり、相手に悪い第一印象を与えてしまうと、その後あなたの印相は変わらない可能性が高いということです。


「後で巻き返せる!」と考えず、最初のアプローチでしっかり相手に良い印象を与える意識が大切になってきます。



印象をプラスにするための話し方


印象をプラスにするための話し方

ここまで、第一印象が大事だということをお伝えしてまいりました。


見た目ももちろん大切ですが、表情や話し方でも、印象は大きく変わってきます。


ここからは、第一印象をよく見せるための『話し方』にフォーカスしてお伝えしていきます!



声のトーンを上げて、明るい印象にする


小さな声や、トーンが低い場合は、相手に暗い印象を与えてしまいます。


声が小さい人は、いつもより気持ち大き目で話す意識をしましょう。


また、声のトーンは、いつもより音階2つくらい高くすると、相手にとって明るい印象を与えられます。


声のトーンは、音階でいうと『ファ』か『ソ』がちょうどいいです。


絶対音感がない限りは、人によって音階の感じ方は違うので、その点は正確に意識しなくて問題ないです。


基本的に、地声というのは、自分が思う『ド』から『ミ』の間の声で話していることが多いです。


普段のその地声の音階を一つあげて、『ファ』~『ソ』だと思う音階で話す意識をしてみると、明るい印象を与えることが出来ます。



オノマトペを使った話をする


オノマトペ』とは、音や状況を擬音で表現することを言います。


たとえば、

昨日、突然雨が降ってきて、急いで傘をさしたんですが、ひどく濡れてしまって大変でした。


という会話を、オノパトペを使って話すと、


昨日、突然ドバーーっと雨が降ってきて、急いでバサァっと傘を差したんですが、ビッショビショに濡れてしまって大変でした。


このように、『オノマトペ』を使って話すことで、その時の状況を鮮明に伝えることが出来ます。


また、合わせて身振り手振りも付け加えると、より臨場感を出すことが出来るでしょう。


大阪の方はオノマトペを事前と会話の中で使えているので、話上手に感じる人が多いですね!



話は端的に、オチをしっかり意識する


ダラダラとオチが見えない話をすると、相手につまらない人、思考力がない人と判断されてしまう可能性があります。


その為にも、伝えたい事を端的にまとめ、オチがある会話をすることが大切です。


わかりやすい話をするために心がけることは、下記の2点です。


■わかりやすい話をするポイント■

①1文が短くなるように意識する
②テンポよく話をすすめる
③言いたい事は最初に宣言するクセをつける


例えば、次のようなエピソードがあったとします。


※悪い例※

この前野外ライブに行ったんだけど、全然興味がないアーティストで、途中から退屈で座り込んでしまったんだけど、おいしそうな屋台がいくつか出ていて、その中でもフェス焼きそばがすごくおいしくてね・・・(続く)


このような話は、一文が長く、相手を退屈させてしまいます。


例えば、この会話の一文を短くすると、下記のようになります。


※良い例※

この前いった野外ライブ、いい意味で楽しめたわ!
アーティストは全然興味なくて退屈だったんだけどね。w
でもおいしそうな屋台がたくさん出てたの!
その中でも、「フェス焼きそば」が絶品で、もう忘れられなかったわ!


このように、一文をなるべく短くするクセをつけると、会話にメリハリが生まれ、わかりやすく伝えることが出来ます。


また、②テンポよく話すことについては、反復して同じネタを話す練習をすることが大切です。


人前で漫才をする芸人さんだって、普段は何度もネタ練習して、本番でテンポよくはなせるように準備をします。


とはいっても、芸人さんのように何十回も練習するのではなく、3~4回程の練習で日常の会話のテンポは掴むことが出来ます。


自分のテッパンネタくらいはうまく話せる練習をしておきましょう。



上手なあいづち『さしすせそ』


「あいづち」は、会話をするにあたってとても重要な要素です。


自分の話を不愛想に聞く人と話していても、心地よくないですよね。


正しい方法を覚えることで、相手にも好印象を与えることに繋がりますので、意識して行うことで、クセつけられるようにしましょう。


では、上手なあいづちとはどういうものなのでしょうか。


実際のトレーニングセミナーでは、『さしすせそ』のあいづち練習というものがあります。


あいづちのさしすせそ

これは、この言葉通りに返すという意味ではなく、

『相手の話に価値がある』というリアクションを取る

ということが重要です。


話をしているほうは、相手のこころに響いている、興味をもってくれているということで印象をよくしてくれます。


実は、これは銀座の高級クラブのママさんたちも使っているテクニック。


高給クラブに来るお客さんは、会社役員や社長さんなど、たくさんのエリートビジネスマンが訪れます。


時事ネタやニュース知識はもちろん、気持ちよく会話ができる術をしっておく必要がある彼女たちも、この『さしすせそ』を上手に利用してコミュニケーションをしています。


このように、うなづき一つで相手のこころを気持ちよくさせることができるので、まずは相手の顔をしっかり見て、話を聞く姿勢をみせることを意識しましょう。



おもしろいを探る『プラス』の一言


もしあなたが友人からまったく興味のない話をされたとき、


へえー。そうなんだ。


この一言で片づけてしまっていないでしょうか。


プライベートではまだしも、フォーマルな場においては、


・私に興味がない。
・話を聞いていない。
・話を理解していない。


このような印象を相手に与えてしまうため、非常に危険です。


人間性にマイナスな印象を与えてしまうだけではなく、話していて心地よくない人には、有益な情報も集りません。


普段から上手な『うなづき方』をクセづけておけば、たとえつまらないと感じる会話でも、相手にマイナスな印象を与えなくてすみます。


また、会話がつまらないと感じるときは、自分から面白い部分をさぐってみるというのも一つの手段です。


例えば、興味がない話をされたときによくある、会話を終わらせてしまう返し方だと、



※悪い例※

先週末、ゴルフで岐阜に行ってきたんだけど、天気も景色もよかったし、最高のプレーが出来て素晴らしかったよ。

へー!そうなんですね!楽しかったようで何よりです!

あれ、あまり興味がなかったかな?



このようなあいづちだと、相手に気を使わせてしまったり、ネガティブな印象を与える要因になります。


そこで、次の返答のように、「面白さを探してみる」返答をすることで、良い印象を与えることが出来ます。



※良い例※

先週末、ゴルフで岐阜に行ってきたんだけど、天気も景色もよかったし、最高のプレーが出来て素晴らしかったよ。

岐阜でゴルフなんて最高の体験ですね!ちなみに、私は岐阜に言ったことがないのですが、名産とか何かあるんですか?

岐阜は『飛騨牛』が有名と聞いていたので、ゴルフ後に食べにいったんだ。有名なお店だと『頭家 神田馬喰一代』というお店でね、駅から徒歩3分くらいと近場なのもよかったよ。

岐阜の駅チカで飛騨牛が食べれるレストラン!素敵ですねー。デートプランの参考になります!ありがとうございます!

興味もってくれてうれしいね。


このように、相手の感動体験に共感しつつ、自分が興味ある情報を聞き出すことも出来ます。


コミュニケーションにおいて大切なのは、連想ゲームを続けてみるということです。


※良い例※

『岐阜のゴルフ』から、、

→『岐阜のごはん』(話題をごはんに)
→『ゴルフのニュース』(話題をニュースに)
→『ゴルフで行く他の県』(話題を旅行に) など


会話は、相手が投げ返しやすいボールを返しながら、連想ゲームを続けていくと盛り上がらせることが出来ます。


しかし、注意したいのは、関連性のない話題で投げ返すと、会話をさえぎることになるので注意が必要です。


※悪い例※

『岐阜のゴルフ』から、、

→『私のスポーツ歴は、、』
→『ゴルフは興味ないけど、野球ならすき!』
→『そうなんだ。話かわるけど、、』


というような返答は、相手が主役の会話から、自分を主役にきりかえてしまう『会話泥棒』になります。


『人の話を聞かない人』と印象付けられてしまう可能性があるので、会話の主役は誰なのかを意識しつつ、関連性のある話題で切り替えしができるようにしましょう。



『なぜ?』はできるだけ使わない


話の途中で、「なぜ?」と思うことってありますよね。


実は、この「なぜ?」という返しは、相手にとってかなりの負担になるんです。


次の会話を例にしてみましょう。



昨日ニュースで見ましたが、『サイバー商社』が『むねちむテック』に買収されましたね。

そうみたいですね!わたしもびっくりしました。

でもなぜ『サイバー商社』は『むねちむテック』 に会社を売却したんでしょうか。

そうですね、、、。経営に何か問題があったか、社長が今後何か別のことをやりたくなったとか、、じゃないでしょうか。

なるほどー。でもなぜ経営に問題があったのでしょう。社長は何をかんがえているとおもいますか?

僕に聞かれてもなあ。なんだか気難しい人だ。


基本的に、人は難しいことを『考える』行為にものすごいエネルギーを使うんです。


専門家や、そのことに精通している人であれば、質問をしてもいいと思いますが、人によって教養レベルは異なるので、やみくもに「なぜ」と聞き返すことはお勧めしません。


質問に答える知識がないと、回答が詰まってしまい、気まずい空気のまま会話が途絶えてしまいます。


さらに、『なぜ?』という言葉は、心理的にも人に圧迫感を与える質問です。


相手にプレッシャーを与えてしまうので、セミナーやビジネスにおける大事な場面以外ではあまり使わないことをオススメします。



日常にトークの練習を取り入れてみよう!


日常にトークの練習を取り入れてみよう!

ここまで、良い印象を与えるための知識についてお伝えしてまいりました。


トーク力というのは、すぐに身に付くものではありません。


しかし、練習を繰り返すことで、磨くことが出来ます。


お笑い芸人の方がトークが上手なのは、毎日コントや漫才の話す練習をしているからです。アナウンサーの方が流暢にニュースを読み上げるのも、毎日必死に練習しているからです。


有名なYoutuberだって、カメラの前で話す練習を毎日しながら、試行錯誤を繰り返しています。


もし、あなたが本気で変わりたいと思っているのであれば、行動することが大切です。


今日伝えたトレーニングでも、他のことでもなんでもいいので、自分にプラスのなることを一つでも生活のなかで実践してみてください。


そうすれば、あなたが持っている魅力は、必ず他の人にも理解してもらえるようになるはずですから:)


ではでは!


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