・引き留めに合わないか心配
・誰かに迷惑かけそうで不安
・後ろめたくて退職を言い出せない
いろんな不安が先走り、退職に悩みを抱える繊細さんは多いのではないでしょうか。
そこで今回は、過去4度の退職を経験したHSPなわたしが、円満退職を実現する「伝え方」についてまとめました。
結論、次の3つのポイントと、2つの伝え方さえおさえておけば、スムーズな退職が可能です。
✔ 退職時に大切な3つのポイント
① 伝える場所とタイミングを見極める
② 具体的なキャリアプランを考える
③「お金の不安」対策も重要
✔ 退職理由の伝え方はこれでOK!
①ポジティブな退職理由で引き留め防止
②「家庭の事情」は円満退職の意思表示
「退職する勇気がない」「伝え方がわからない」という方は、是非参考にしてくださいね。
\ この記事がおススメな人 /
・退職したいけど、うまく伝えられない
・今すぐ辞めたいのに、不安が多くて退職できない
・退職後の不安が多すぎて、前に進めない
関連記事はこちら
>>働き方の選択肢が広がるおすすめスキル6選|人生変えたい社会人は必見!
「むねちむ」
・過去4度の退職(転職)を経験
・極度のHSP気質、無理して体調不良→退職した経験も
・現在はフルリモートWebマーケター&副業ブログを運営
HSPが退職にストレスを感じる理由
HSPは、物事を深く考えすぎてしまうので、退職するときもリスクばかり考えてしまう傾向があります。
たとえば、私が「不安」や「ストレス」を強く感じたのが、次の2つの場面です。
\ 退職で不安を抱える場面はこの2つ /
① 退職を考えたとき
② 退職を伝えるとき
それぞれ詳しく説明しますね!
パターン①:退職を考えた(想像した)ときに感じる「不安」
HSPの方は、「退職する」と考えたとき、いろんな不安を想像してしまいます。
特に多いものとしては、次の3つです。
\ 退職するときに想像してしまう不安 /
・転職できるか不安
・次の転職先で上手くやっていけるか不安
・退職が正しい選択か自信がない
転職できるのか不安
私もそうなのですが、繊細さんの場合、自分に自信がもてない方が多く、退職後の転職先が見つからないのでは?という不安を感じやすい性質があります。
そのせいで、「今の仕事が辛い」「忙しすぎて休めない」など、心身が限界まできてるのにも関わらず退職ができない場合も。
実際に、わたしも限界まで我慢してしまった結果、体調を崩して働けなくなった経験があります。
次の仕事を見つける不安があるかもしれませんが、そもそも働けなくなるとそれどころではなくなるので、まずは体調第一で考えた選択をすることが重要です。
次の転職先でうまくやっていけるか不安
転職先は決まっているのの、次の職場でうまくやれるのか不安が大きくなってしまうパターンです。
いろんなリスクや不安を考えてしまう繊細さんの特性上、経験したことのない「未知の環境」に対して強い不安を抱えてしまいます。
そのため、慣れ親しんだ今の職場に居心地の良さを感じ、転職せずにそのまま働いてしまうということも。
せっかく「理想」を実現できそうな仕事を見つけたとしても、どうしても新境地に対する不安を感じ、転職を諦めてしまうのです。
退職が正しい選択か自信がない
わたしは、自分の決断に自信がなく、「本当にこれが正しい選択なのか」という不安が常に頭をよぎります。
退職を一度決断しても、間違っていたらどうしようという不安から、結局「現状維持」を選んでしまうことも。
せっかく目の前にチャンスが巡ってきても、勇気を出しててを伸ばせないので、結局退職できずに悩み続けてしまいます。
パターン②:退職を伝えるときに感じる「不安」
繊細さんは、退職を伝えるのも一苦労。
わたしも、過去4度の退職していますが、何度経験しても気疲れしてしまいます。
要因としては、次の3つがあげられます。
\ 繊細さんが退職を伝えるときに感じる不安 /
・まわりに迷惑をかけると感じている
・引き留めに合わないか不安
・怒られないか不安
周りに迷惑をかけると感じている
わたしは、退職のときにけっこう罪悪感を感じてしまいます。
「退職することで、チームのメンバーに負担をかけてしまうのではないか。」
「上司を裏切るような行為なのではないか。」
自分の都合で去るのですから、どうしてもそんな罪悪感が芽生えてしまいます。
実際、 転職活動している人の約3割は、会社に対して「罪悪感」を感じている*¹ と言われており、特に繊細さんのように相手の感情を汲み取るのが上手な方は、この傾向が強いのではないでしょうか。
この感情が、退職を伝えたい気持ちのジャマをしてしまうのです。
引き留めに合わないか不安
「引き留め」には、3つの要因が考えられます。
✔ 引き留めの主な要因
① 人手不足
② 上司や人事が自分の評価をさげたくない
② 業務が属人化していて変わりがいない
いずれも会社側の都合であり、本来あなたが考えるべき問題ではありません。
しかし、繊細さんの場合、お願いごとをうまく断われない人が多く、「引き留め」で退職を考え直してしまう人もいるでしょう。
わたしも、退職を考え直すよう強くお願いされ、退職を戸惑ってしまった経験があります。
怒られないか不安
ワンマン社長や、パワハラ上司がいる会社でよくみられるのが、退職に対して「怒る」ことです。
HSPの方は、声が大きな人や、怒鳴っている人がいる空間に強いストレスを感じます。
退職を伝えることで、上司が怒るのではないかと考えると、「恐怖」と「不安」から退職を言い出せなくなってしまいます。
スムーズな退職をするための3つのポイント
ここからは、HSPの方がスムーズに退職するポイント(伝え方)をまとめています。
ポイントは次の3つです。
\ スムーズな退職をするための3つのポイント /
① 伝える場所とタイミング
② 具体的なキャリアプラン
③「お金の不安」対策
①「退職」は、伝える場所とタイミングが大事
「退職」を伝える際は、いつ、どこで、どのように伝えるかが重要です。
上司に退職の意を伝える場合は、社内の雰囲気をくずさなよう、ほかの人にきかれないような場所を選びます。
たとえば、1対1で話せる会議室や、社内の人がこないようなカフェなどでもいいでしょう。
日時に関しては、上司がスケジュールを割きやすいよう、会社の繁忙期や、仕事が忙しそうな時期を避けた候補日をいくつかを調べておきます。
退職日については、法律上は退職する2週間前までに伝えれば問題ありませんが、
できるだけ引継ぎ期間を考慮し、2~3ヶ月ほど余裕をもって伝えつつ、実際の日時は上司の意見を踏まえながら決めるのがベストです。
また、退職を伝える際は、会社に対する不満は語らないように。
あくまで、自分のやりたいこと、理想のキャリアを実現したいということを伝え、会社へ感謝していることを伝えましょう。
② 次のキャリアプランは具体的に考えておこう
やみくもに退職をしてしまうと、その後の職場でも同じように「不安」や「悩み」を抱えてしまう可能性があります。
そうならない為にも、退職前に、自分が理想とする働き方や、将来のキャリアプランについてしっかりと考えてみましょう。
理想の未来像があれば、やるべきこと、選ぶべき働き方も見えてきますし、転職の面接や、退職を伝える際も説得しやすくなります。
関連記事はこちら
>>【繊細さん向け】HSPの適職を見つける超カンタン3ステップ
>>心から望むキャリアを実現する「キャリアコーチングスクール」とは?|繊細さんの適職が見つかるスクールの秘密
③「お金の不安」対策は重要
「お金の不安」は、できるだけ避けるべきリスク。
人間の脳は、お金に対する不安に敏感で、「思考力」や「判断力」を著しく低下させると言われています。
お金の不安がある状態で退職してしまうと、望まない転職先を選んだり、生活のために借金してしまったりと、誤った選択をしてしまう可能性が高くなります。
そうならないためにも、退職前の転職活動や、退職後の貯蓄対策をできるだけ行っておきましょう。
ただし、心身ともに限界で、健康被害が起きそうな場合は、体調優先で退職する勇気も大切です。
将来的に働けなくなるリスクを考えると、一時的なお金の不安を優先してまで働くべきではありません。
また、国の給付金制度には、失業保険とは別に、退職後の生活を保障してくれるものも存在します。
「退職後の転職先が決まっておらず、不安が大きい」という方は、国の給付金や手当についてもチェックしておきましょう。
関連記事はこちら
>>【HSP向け】最大28カ月!退職後にもらえる給付金と申請方法まとめ
退職理由はこの2つのパターンでOK
退職を伝えるときは、次の2つのパターンいずれかを使えば基本OKです。
\ 退職の伝え方はこの2パターン /
・ポジティブな退職理由伝える
・家庭の事情を理由にする
ポジティブな退職理由は「引き留め」られにくい
退職理由は、必ず「ポジティブな理由」を伝えるようにします。
\ ポジティブな理由例 /
・自信のキャリアアップのために転職
・新たな分野に挑戦するために転職 など
ネガティブな理由を伝えると、その不満を解消する「逆提案」があり、引き留められる可能性があります。
そのため、退職はあくまで自分のためで、前向きな退職であることを伝えましょう。
もし、転職先が決まっているのであれば、「すでに次が決まっております」という強い決意表明を表せるので、納得してもらえる可能性が高まります。
「家庭の事情」は、 円満退職の意思表示
とにかく会社を辞めたいけど、ポジティブな退職理由がどうしても見当たらない方もいるでしょう。
その場合は、「家庭の事情」と伝えればOKです。
会社に対する不満ではないとわかれば、引き留められる可能性は低いです。
また、「家庭の事情」はプライベートなことなので、普通の会社であれば深く探ろうとはしてきません。
「家庭の事情」は建前だと理解しつつ、「会社側への不満はなく、円満退職を望んでいる」と汲み取ってくれます。
どうしても前向きな退職理由が見当たらない場合は、「家庭の事情」を理由として伝え、あわせて上司や会社への感謝の意をつたえましょう。
ただし、あまりに大げさなウソをつくと、のちにトラブルとなる場合があるので要注意。
どうしても理由を探られる場合は、「プライベートなことなので、詳細はお伝え出来かねます」と伝え、最低限の理由だけ伝えましょう。
どうしても辞めさせてくれない場合は「退職代行サービス」を使おう
会社によっては、どうしても「退職」を拒んでくる場合もあります。
どうしてもやめさせてくれない場合は、「退職代行サービス」の利用も検討しましょう。
「退職を認めてくれない」
「退職するなら、給与を支払わないと言われた」
「有給を使わせてもらえない」
など、あなた一人ではどうしようもできない場合は、第三者機関を利用するのが効果的です。
社員一人が、会社という大きな「組織」と交渉するとなると、かなりの気力と体力が必要ですし、不利なことも多いのが事実。
とくに繊細さんの場合は、精神的にも健全な行為とは言えません。
しかし、「退職代行サービス」利用すれば、退職手続きから勤め先とのやり取りまで、すべて代理で対応してくれます。
多少費用は掛かりますが、トラブルを避けて退職できると考えれば、利用する価値は高いサービスです。
ただし、粗悪なサービスで逆にトラブルになる場合もあるので、各サービスの評判や実績はしっかり見極めましょう。
\ おすすめ退職代行サービス3選 /
① 男の退職代行
一般社団法人「JRAA(日本退職代行協会)」から、安全性を保証さた退職代行サービス。料金も19,800円~26,800円と、他社よりも格安。24時間受付、対応の早さも抜群で頼りになるサービスとなっています。
>>「男の退職代行」の詳細はこちら
② わたしNEXT
「男の退職代行」が運営する、女性向けの退職代行サービス。料金は業界トップクラスの安さ。利用者数、満足度、対応スピードなど、様々な評価でNO.1を獲得している、信頼度抜群のサービスです。
>>「わたしNEXT」の詳細はこちら
③ 弁護士法人みやび
法のプロである弁護士対応の退職代行サービス。レスポンスの早さも評判があり、相談料無料、実績も豊富で安心できます。一般のサービスではお断りされてしまう場合も、「弁護士法人みやび」でれば利用可能です。
>>「弁護士法人みやび」の詳細はこちら
まとめ:正しい伝え方ができれば、繊細さんもスムーズに退職できる!
以上、HSPの方が上手に退職する方法、伝え方についてのまとめでした!
本記事のまとめです。
\ 本記事のポイントをおさらい! /
✔ HSPが退職に対して感じる不安
・転職できるか不安
・次の転職先で上手くやっていけるか不安
・退職が正しい選択か自信がない
✔ HSPが退職を伝えるときの不安
・まわりに迷惑をかけないか不安
・引き留めに合わないか不安
・怒られないか不安
✔ スムーズに退職するためのポイント
・ 伝える場所とタイミングを見極める
・ 具体的なキャリアプランを考えておく
・「お金の不安」対策をしておく
✔ 退職の伝え方はこの2つでOK
・ポジティブな退職理由を伝え、引き留めを防止
・ 建前として「家庭の事情」を理由にする
繊細さんでも、正しい「伝え方」さえできれば、ストレスなく、スムーズな退職が可能です。
できるだけ不安を解消し、新たな気持ちで次のステップに進むためにも、本記事の内容を是非参考にしてみてくださいね!
関連記事はこちら