あなたにとっての幸福とは何ですか?
お金持ちになること?
それとも理想の相手と結婚すること?
人それぞれ思い描く幸福の形は違うかと思いますが、そもそも幸福になるとはどういうことなのでしょうか。
今回は、幸せになる為に必要な思考についてお伝えしていきたいと思います。
『幸福』は所有できないもの

実は、人間はたとえお金持ちになっても、すてきな人を手にすることが出来ても、幸福度は所有出来ないんです。
何故なら、『幸福』というのは、一種の『感情』だからです。
人間は適応能力に優れている人間です。
『住めば都』という言葉がある通り、初めはいやいやな場所に住んでもいつのまにかなれてしまっているものなんです。
これは、快楽でも一緒です。
お金持ちになりたい!
理想の人と結婚したい!
贅沢なものを毎日食べたい!
高級住宅に住みたい!
これらの欲望は一時的なもので、一旦満たされてしまうと飽きてしまいます。
つまり、世に思われている『幸福』という形は、一時的な『欲』を満たす感情なので、その感情は訪れては消えていくことを繰り返すんです。
大切なのは、どうすれば幸福になれるかという考え方ではなく、
幸福とはどうあるべきなのか
このことについて考えることにあります。
『いきがい』を見つけることが幸福になる秘訣

とある調査で、国民の幸福度を調べたものがります。
都道府県別にアンケートを取り、その人が幸福かどうかを調べた調査です。
その時、幸福だと思う人に、なぜそう思うのかと理由を尋ねると、きまって下記のような言葉が返ってくるそうです。
『いきがいをもっているから』
人生において夢中になれることがあると、人は一日過ごした時間を有意義だと感じるんです。
つまり、その人にとってその時間が『幸福』な時間だということ。
子供の頃の思い出って、大人になってからよりも鮮明に覚えていることが多くないでしょうか。
それは、まだ知らない事ばかりの世界が楽しくて、毎日好奇心であふれていたから、その時間がとても有意義なものだと自然に感じていたからなんです。
人間は何かに夢中になることが出来れば、人生の幸福度を高めることが出来ます。
大人になると、いろんな経験や知識から、すべての行動のオチを考えてしまい、好奇心が薄れてしまいます。
でも、生活のなかで、あなたが『こころときめくもの』が少なからずあるはずです。
何に興味があって、何に興奮して、何にあこがれているのか。
それを見つけることが出来れば、あなたも幸福を手にすることができるかもしれません。
幸福をつかむためにはビジョンが必要

自分が理想とする人生を送る為には、ある程度のビジョンが大切です。
ここがわからないままでは、永遠に何もせずに幸福を待ち続ける人間になってしまいます。
しかし、幸福は受け身では訪れません。
宝くじがあたる確率は、隕石にあたって志望する確率と一緒みたいなんですが、幸福だって待ってばかりいてはほぼ無理です。
ビジョンを明確にする為には、自分は何に興味があって、どんな人間になりたいのか、
それをしっかりと考える必要があります。
自らのビジョンを探す方法

では、自分のビジョンってどうやって見つけたらいいんでしょうか。
今回は、その方法の一つを紹介します。
まず、今の自分の人生おいて、下記2つのわかれ道を想像してみてください。
たくさんの人が通ってきた、安心で平坦な道
この道は、あなたが慣れ親しんできた道です。
リスクもなく、ストレスもない。居心地がいい道です。
自分の短所も改めなくていいですし、自ら変化を起こすことも必要ありません。
あまり人が通っていないであろう道
この道は、あなたが慣れていない世界の入り口です。
挑むべきリスクもあり、関心あるテーマを追求することも求められます。
自己改善のために、懸命に努力を続ける必要もあります。
人生最後の日に、自分は何を成し遂げられたか考える。
上記2つの道を、その人生が終わるまで歩んだとします。
その時、その道で経験したことを思いかえし、仕事やプライベートで何を成し遂げられていたかを考えてみてください。
そして、それらを箇条書きにして整理してみましょう。
人生のゴールがあると、望むものが何か明確になる
2つの道で成し遂げられたと思うことは、実はあなたが望んでいることを明確にすることが出来ます。
楽な道を選んだ結果、自分が成し遂げられることはほんの一握りでしょう。
そして、自分が背を向けて逃げた課題も可視化されるはずです。
そして、険しい道を選んだ先では、あなたが本当は望んでいる目標が隠れています。
その中で、人生で一番誇らしいと思えるものを一つ選びましょう。
それが、あなたの人生におけるビジョンのうちの一つになっているはずです。
これを一つ持っているだけで、今あなたがやるべきことが明確になるので、夢中になって頑張れる事を探すヒントに繋がります。
ということで、今回は幸福度について考えてみました。
夢中になれることを持っている人は、意外と少ないです。
でも、それは自ら探し出そうとしていない人が多いからということも言えます。
現状の生活で満足しているだけでは、幸福度は高めることはできません。
医療技術や健康知識が発達し、寿命が長くなる分、私たちの人生も今まで以上に長くなります。
だからこそ、夢中になれることを探し、有意義な人生を送ったほうが、幸福ではないでしょうか。
幸福とはどうあるべきか。
そのことについて、是非一度じっくりかんがえてみてください:)
ではでは!