毎朝、ワクワクしながら目覚め、充実していると感じながら一日を始める人はどれくらいいるでしょうか。
今の仕事が楽しくてしょうがないと思っている人はどれくらいいるでしょうか。
わたしが思うに、そんな充実した人生を送れている人は、ほんの一握りだと思っています。
実際、私も毎朝仕事が嫌すぎて憂鬱な感情で目が覚めますし、満員電車に揺られながら、こんな日々がいつまで続くんだろうかといつも考えてしまいます。
サラリーマンだから満員電車は当たり前。
会社に雇われ給料もらって生きていくのが当たり前。
みんなもおんなじ、だから我慢するしかない。
そう思って、つらいと思いながらも毎日会社に向かっているわけです。
でも、自分を変えることが出来れば、そんなつまらないと思う毎日から脱却することが出来るかもしれません。
今回は、自己イメージを改善することで、つまらない人生を変える方法についてお伝えしていきます。
『アファメーション』で正しい道に自分を導く

『アファメーション』という言葉をご存知でしょうか。
これは、自分自信に「私はできる!私はもっとよくなれる!」と肯定的な言葉を語りかけることを言います。
なんだかスピリチュアル的な感じで怪しいと思う方もいらっしゃるとおもいますが、脳科学的にも、自分への言葉の働きかけを行うことで、自分の行動やマインドをいい方法に導くことが出来ることが証明されています。
というのも私たちの思考は、すべて言葉から成り立っています。
つまり、自分の行動や選択というのは、実はこれまでに聞いたり、読んだりした言葉に少なからず左右されているということなんです。
たとえば、
「夜空の星がきれいだね!」
と、星をみるとだれもがそう言葉にすると思います。
これは、誰かが「星がきれい」という言葉を発し、その言葉を受け入れた人が「星はきれいなんだ」ということを感じるようになるということです。
でも、もしあなたが出会ってきた人みんな口をそろえて、
「星ってなんだか未知で怖いよね」
と言っていたらどうでしょう。
もしかすると、あなたもその言葉を受け入れて、『きれい』という感情ではなく、『未知で怖い物体』というとらえ方になっているかもしれません。
人は『自分だけの考えや主張がある』と考えがちですが、自分の育った環境や人の影響で人格が形成されていきます。
その為、例えばほんの一部の人から
「あなたは仕事ができない人ですね。」
といわれ、それを受け入れてしまうと、自分はできない人間なんだと思い込み、仕事ができない人の行動をするようになってしまいます。
逆に、
「あなたは本当に仕事ができる人ですね。」
といわれ、それを受け入れたら、できる人にふさわしい仕事をするよう行動します。
人間というのは、外から投げかけられる言葉から、自分が思うものを取捨選択していき、それを積み重ねて自己イメージを確立させていくのです。
ここで考えたいのは、外的要因で自己イメージが変わるのであれば、意識的に変えることもできるのではないか、ということです。
例えば、サッカーで有名な『本田圭佑』さんは、
「自分には出来る!」
という言葉を常に繰り返し、すべて有言実行してきました。
出来るという言葉をひたすら言い続け、出来る為の努力を重ねた結果、ワールドカップ代表、海外有名クラブチームへの移籍と数々の実績を残してきたんです。
また、生まれた時からハンディキャップを抱えている『乙武洋匡』さんをご存知でしょうか。
彼は、両親からいつも
「あなたは何でもできる素晴らしい子!」
という言葉を浴びせられながら育出られたそうです。
その結果、彼は早稲田大学を卒業、ベストセラー本の出版、タレントとしてスポーツキャスターや報道番組の出演、そして沢山の恋愛や結婚までも実現しています。
乙武さんは、何でもやれば出来る子なんだと言う言葉を受け入れ、行動し続けた結果、自分が思う通りの生活を送っているんです。
しかし、もし彼が、「自分には出来ない」という言葉をかけられ、それを受け入れていたらどうでしょうか。
もしかしたら、大学進学なんて目指さなかったかもしれません。
恋愛だってあきらめていたかもしれません。
しかし、乙武さんは、だれもがうらやむ人生を歩んでいます。
どんな行動をするかは、その人がどの言葉を信じ、どんな自分をイメージするかで変わってきます。
言葉が自分を変えてくれるのであれば、なりたい自分を信じて、その言葉を受け入れてあげましょう。
そうすれば、言葉を実現するために、あなたのマインドが代わり、良い行動へと変えることが出来るんです。
自己イメージの固定化は成長を阻害する

よく、ミドル世代の上司やお年寄りの方が口にする、
「これだから若いやつはダメなんだ。」
「私が若いころはもっと○○だった。」
という言葉がありますよね。
これは、自分が育った時代の言葉で自己イメージを固定してしまっている為、現代の人が育った環境との違いを否定しているんです。
でも、よく考えたら、昔と今では働く環境も違えば生活スタイルも大きく変わっています。
時代は劇的に変化しているはずなのに、その環境に順応しようとせず、過去の生き方にしがみついていては、成長することはできません。
自己のイメージは、柔軟に変化させなければ、年月を重ねるほどに固定化されてしまうのです。
また、この固定化されている自己イメージというのは、無意識のうちに自分を縛っていることもあります。
例えば、あなたが有名大学を卒業し、大企業に内定できたとします。
有名な大学をでたんだから、やはり大手の企業でキャリアを積まなければならない。
という自分を作り出してしまっていたらどうでしょうか。
実際には満足のいく仕事が出来ていないのに、自己イメージが無意識に自分の行動を縛っていることになります。
あなたが本当に望んでいたことは、大企業で働くことではなく、お笑い芸人として沢山の人を笑わすことかもしれません。
はたまた、これまで学んできた知識で、少しでも貧しい国の人たちの役に立つために世界を旅することかもしれません。
しかし、
有名企業だから〇〇が当たり前。
有名大学卒だから〇〇が当たり前。
という言葉に縛られて、思うような行動に移せなくなってしまっているんです。
この縛りから解かれる方法は、思い切った行動を起こしてみる他にはありません。
例えば、本当にやりたいことが出来たから、明日にでも会社に辞表を出し、未知の環境に自分を放り出すのです。
こうすることで、あなたがこれまで縛られていた自己イメージを完全に壊すことが出来ます。
もちろん、これは勇気のいることです。
これまで慣れ親しんだ安定を捨て、不安で不安定な道を進まなくてはいけないのですから。
しかし、早い段階でこの決断をしなければ、気づいた時には自己イメージがカッチカチに固まり、10年後にはそんな上司と同じセリフを部下に話しているでしょう。
周囲の常識に耳を傾けるのではなく、自分が本当になりたいことに耳を傾けてみてください。
そして、自分がその人間になれるんだ。
という言葉を、自分に語りかけてあげましょう。
そうすれば、あなたの行動が変わり、未来もワクワクしたものにかわっていくはずです。
自己イメージの破壊で成功している人

私が尊敬する人のうちの一人に、前職の社長がいます。
彼は、高校入学時に、とある起業家の本に感銘を受け、わずか2か月で高校を退学し、ビジネスの世界に飛び込みました。
「学歴がないやつに何が出来るんだ。」
という言葉を押しのけて、
「自分もその起業家のようになれる!」
その言葉を言い続けて、成功するための選択と行動をひたすら繰り返したんです。
その後、彼はIT会社を設立し、わずか数年で東証マザーズ1部にまで上場させます。
彼は、周囲の「学歴がないから出来ない」という言葉を選ばず、
「憧れの人のように自分もなれる!」
という言葉を選択し、突き進んだんです。
私も、その会社で働いていましたが、その会社の朝礼でいつも唱和する言葉があります。
「当たり前を当たり前と思うな!」
「出来る理由を考えろ!」
これは、社長が実体験で感じた成功の秘訣です。
自分にとっての当たり前は、本当に自分が心から思う当たり前なのか。
違うのであれば、どうしたら自分が望むことが出来るのか。
それを突きつめていけば、退屈な人生から脱却糸口が見つかると思います。
また、もう一人、最近私がTwitterで出会った人の中にも、大きく環境を変え、成果につなげている人がいます。
彼は、年収1,000万以上という好待遇の仕事にも関わらず、彼は本当に自分がやりたいことに向き合い、すぐに行動に移しています。
そして、わずか3か月程でTwitterのフォロワーも2000人以上になり、新しいビジネスでも収益につなげることに成功しているんです。
ご結婚もされいるので、今までの給与がなくなってしまう恐怖もあったとは思いますが、「自分はやれる」という言葉を信じ、前向きに、ひた向きに努力した結果、短期間で大きな成果に結びつけることが出来たんです。
まだ、前職ほど収入を得られているわけではないものの、短期間でこれだけの成果を出せているのであれば、あとは時間の問題でしょう。
それよりも、自ら望んだ働き方で、生活をすることを実現出来ていることで、毎日充実した日々を送れているということのほうが、彼の人生にとって重要なことですよね。
Twitterというメディアの中ではありますが、彼のような人を身近で目の当たりにし、私自信も本当に行動が大切なんだと実感しました。
人生を変える決断は、今の安定した環境を大きくかえることになります。
不安も多いですし、リスクを考えたら、そう簡単ではないですよね。
でも、何かを変えたければ、どこかで大きな決断をしなければなりません。
そして、何もしなければ、死ぬまでその退屈な人生をいきていくことになります。
『出来ない自分』という言葉を受け入れたままでは、いつまでも理想とする人生に近づくことはできません。
大事なのは、『自分には出来るんだ』ということを、自分に言い聞かせてあげること。
そしてその言葉を、『自己イメージ』として受け入れて上げられれば、出来る理由、やるべきことが必然と見えてきます。
まずは朝起きてすぐ、ポジティブな言葉を一言話すだけでも大丈夫です。
あなたが無理せずやれる、小さいことからチャレンジしてみてください。
その小さな挑戦と、成功体験が、あなたの人生を少しずつでも変えてくれるはずですから:)
ということで、今回は言葉で人生を変えるということについて考えてみました。
人生一度きり、そんなあなたの人生を変えられるのは、あなただけです。
もし、本当に自分が望む人生を歩みたいと思うなら、思い切って動き出してみてください。
そうすれば、きっと現状の退屈な毎日から抜け出すことができるようになりますから。
私も、自分の目標とする人生を目指して、行動していきたいと思います。
ではでは!