「自分のキャリアにあまり自信がない。」
「不満はないけど、今の会社でずっと働いててもいいのだろうか。」
会社に勤めている人は誰だって、自分のキャリアに少なからず不安を覚えることはあると思います。
最近はメディアによって『年金問題』や『終身雇用の限界』など、将来のお金の心配を煽るような記事が多いので、どうしても不安になってしまいますよね。
平成と比べ、令和の働き方はこれまでの働き方ではいけないとうすうす感じつつも、新しい行動というのは誰だって怖いものです。
今回は、今後どういったキャリアを考えて働いていくべきなのかについて書いてみました。
この記事で、自信がもてるキャリアを手に入れるための思考が身につきますよ!
働き方(キャリア)の考え方の変化

令和に突入し、大手企業が終身雇用に限界を感じるようになりました。
その代わり、副業を解禁する起業も多く、多くの人が副業に興味を持つようになってきています。
昭和の時代は、良くも悪くも『社員は皆家族だ』という考え方で、一度入社を決めた会社に、生涯一緒のメンバーで働くことが当たり前だった時代です。
当時は、転職なんて考え方はほとんど存在しませんでした。
その為、サラリーマンは一つの会社文化の中でいかに出世するかという術を考える必要がありました。
しかし、平成に突入すると、『転職』という選択肢が少しずつ増えてきます。
インターネットやIT技術の発展により、業種や職種も増え、転職してキャリアを広げることがだんだんと受け入れられるようになりました。
これまでは、エスカレーター方式で昇給していた人も、今後はいつ外の世界に放り出される立場に陥るかわからない時代です。
これからは、どんな会社にも必要とされるように、マルチに活躍するためのキャリアを選択していく必要があるのです。
とはいったものの、実際どのようなキャリアを描いていけばいいのか、具体的に考えられないという人も多いと思います。
しかし、自分だけがもっている『資質』を見極め、『自分がやれること』を見極めていくこと、誰でも強みにできる『唯一無二のキャリア形成』をすることが出来るんです。
心から望む本当の『キャリア』を見つける3つの思考

あなたにとっての理想のキャリアとは何でしょうか。
年収1000万円のエリート営業マンとしてバリバリ働くこと?
有名企業に入社して、出世すること?
一流ブランドや芸能界のような華やかな世界で活躍すること?
上記のような目標を掲げることを悪いとは言いません。
しかし、ほとんどの人が感じる理想のキャリアは、他人が評価している価値観に流されている可能性が高いんです。
本当は人前に出ることが苦手なのに、収入がいいからと営業職を目指したものの、数か月もすると心からやりたかったことではないと気が付き、後悔する可能性だってあります。
人間誰だって得意不得意があり、活躍できる土俵も違うのです。
周囲が評価するキャリアが、あなたにとってベストな場所だとは限りません。
一番大切なのは、『やりたいこと』にフォーカスすることではなく、
『やれること』は何なのか。
『得意なこと』は何なのか。
その二つを考えることで、圧倒的にあなたが活躍できるキャリアを手に入れることが出来ます。
理由は簡単。
『やれること』『得意なこと』は圧倒的に結果を出すことが出来るのと同時に、成長速度が格段に違うからです。
反対に『やりたいこと』に関しては、自分が得意ではない可能性もあるので、出来ないことにもどかしさを感じ、自己肯定感を下げてしまうことにもつながります。
その為、まずは自分の『資質』を見極めて、
『どんな環境で』
×
『どんな職種で』
×
『どんな自分で』
働くべきなのかを考えていかなくてはなりません。
①『どんな環境で』働くかを考える

市場価値を高めるためには、どんな環境を選択するかも大切になってきます。
例えば、あなたが『経理』として働いているとします。
ガソリンスタンドで経理を担当するのと、Googleで経理を担当するのでは、どちらのほうが待遇がいいでしょうか。
後者のほうが給与も高く、社会的な評価も高くなると思いませんか。
同じ仕事内容でも、身を置く環境でその評価は何倍にも変化します。
であれば、出来るだけ今評価されている業界に身を置くことが、自信のキャリアを変えてくれることにつながるんです。
もちろん、自分が働きたい業界もあるとは思いますが、そんな方は出来るだけ業界トップの企業に行けるようにしましょう。
転職時の給与は、前職の給与ベースで決まることがほとんどです。
出来るだけベースの底上げを目指さなくては、次の転職先でもほとんど高くなることはありません。
しかし、業界トップに行くことが出来れば、ベースアップを行うことが出来ますし、もっといい業界にシフトすることも出来る可能性もあるのです。
新卒では難しい企業でも、転職であればトップ企業にいくことは比較的可能です。
まずは自分が与えられた業務をしっかりこなし、キャリアアップを目指しましょう。
②『どんな職種で』働くかを考える

苦手を克服するために、あえて苦手な職種に行くことを選択することを勧める専門家も多いと思います。
スキルの幅を広げるという意味合いでは間違ってはいないとは思いますが、正直私はオススメしません。
理由は、『時間』と『精神力』を浪費してしまうからです。
ここでいう苦手という、嫌いな仕事ということではなく、不得意な事という意味合いになります。
例えば、私は営業が不得意で、一生懸命がんばって覚えようとしても3年かかってようやく慣れる段階までになったという経験があります。
その間、どうしても周りと比較してしまい、出来ない自分を否定してしまうので、うつ気味になってしまいました。
しかし、その後オフィスワークの職種に転職したあとは、得意なPC作業や社内でのプロジェクト進行管理力を生かす業務が多かった為、早い昇進、昇給を達成できた経験があります。
人間、不得意な事ほど習得するのに時間がかかるのと同時に、精神的負担も強くなります。
また、一度不得意なことを習得すると、せっかく手に入れたそのスキルを手放すことが怖くなり、本当はより成果を出すことが出来る職種や環境に飛び込むことが怖くなってしまうんです。
これが1~2年程であればまだいいのですが、10年以上スキル習得に時間を費やすとなると、限られた人生の時間を無駄に使ってしまうことに繋がります。
自分にあった職種を見極めることは、短期間でスキルを高めるためには必要ですし、自分の価値を高めるためにも有効です。
その為にも、まずは自分の『得意』『出来る』を見極めることを始めてみましょう。
③『どんな自分で』働くかを考える

自分では当たり前にやっていることが、他人からみると凄いスキルだと思われることって、実はよくあるんです。
私は、幼少期に一度いじめにあったことがあります。
そのころから、人の目、顔色をうかがいながらコミュニケーションするクセが付きました。
基本的に場の空気を読んで発言したり、相手の顔色の変化を敏感に感じ取りながら言葉を選んだりと、神経質な性格になってしまったんです。
しかし、実は職場ではその性格が活きていて、部下のメンタルフォロー、上司への気配りなど、今まで自然とやってきたことが評価され始めたんです。
そして、上司だけではなく、部下から直々にマネージャーになってほしいと推薦されるまでになりました。
自分が思っていた『神経質に顔色をうかがう』という短所は、実は『周りの心を理解してフォローできる人』という長所だということを、他の人が教えてくれたんです。
私はこれまで、業務で大きな成果を出したことはありませんし、特別エリートなわけではありません。
しかし、誰だって周囲から認められる『できること』と『資質』を持っています。
その『資質』をしっかりと理解すれば、あなたが活躍できる環境やキャリアも、自然とみえてくるでしょう。
あなたの『資質』は 『感謝』の中に隠されている

では、『資質』を見つけるにはどうしたらいいのでしょうか。
それは、これまで誰かにいわれたことのある『感謝』の言葉や、あなたに直接依頼された業務を思い出してみることです。
例えば、
『段取りが良く、ストレスがないミーティングができた。』
『部下がみんなあなたを慕っているので、次の部署の方針に対するヒアリングをお願いしたい。』
などです。
ここで分かった『資質』が、
・スケジュール管理とプロジェクトの進行管理は得意。
・部下の心を開かせるコミュニケーションが出来る。
という点でした。
この『資質』は、自称○○という評価ではなく、あくまで第三者が評価してくれたものになるので、信憑性が高いものになります。
そしてこの『資質』は、実は自分が気が付いていないもを沢山見つけられます。
『感謝』や『依頼』というのは、他の人が真似を出来なかったものだったりします。
ほんの些細なことでも、それはあなたが他の方から評価された紛れもない強みになります。
転職をするにしても、今の会社で昇進を目指すにしても、この『資質』をしっかり理解することが出来ていれば、スキル向上を飛躍的に早めることが出来るでしょう。
ということで、今回はこれからのキャリアの考え方について書いてみました。
時代が変わり、これまでと違った働き方が必要とされている現在、まずは自分が勝負できる環境やスキルを見極めることが大切です。
キャリアに不安を持っている方は、一度自分の働き方を見直し、自分にあった働き方を感が手見てくださいね:)
ではでは!