地頭力(考える力)を高める方法|論理的思考力を身に着けよう!

インターネットの普及により、現代ではほとんどの情報をスマートフォンやPCで検索できる時代となりました。

しかし、情報をすぐに手に入れることが出来る時代だからこそ、自らの頭で『考える』ということに慣れていない人も多いのではないでしょうか。

IT技術の進歩やAIの実装により、今後単純な仕事の業務はすべて自動化されいきます。

その中で、私たちに求められるスキルは、自らの頭で考えられる力です。

今回は、そんな『地頭力(思考力)』を鍛えるためにはどうしたらいいのかについて書いてみました。

そもそも『地頭力』とは何か

地頭力イメージ

ビジネスシーンなんかではよく、

「あの人は地頭がいいね!」

とか、

「地頭がいい人を採用したい!」

などとよく使われているかとおもいますが、これは『頭がいい』とはまたちょっとちがった意味合いで使われてますよね。

『頭がいい』人の特徴としては、記憶力がいい、勉強ができるなど、学習能力が高いという印象を受けます。

では、『地頭力』が高い人はどういう人なのかというと、

考える力』が高い人

のことを、ここでは定義しています。

例えば、下記のような問題が出されたとします。

Q:日本における、割りばしの年間消費率を求めなさい。

※注意※
・一切の情報検索は出来ないものとします。
・電卓などは利用できないものとします。
・制限時間は5分とします。

さて、あなたはこの問題をみて、答えをどのように導きだすでしょうか。

これは、Googleやマイクロソフトの採用面接でも利用された、有名な推理問題です。

ここで大事なのは、いかに正解に近い回答を出すか、ということよりも、どのようなプロセスで回答を導き出すかという考える力になります。

『地頭力』が高い人は、下記のように考えます。

地頭力が高い人の特徴

・面白そう!早速考えてみよう!
・時間内に解く為に最小限のことだけ意識!
・知っている知識を頼りに仮設を立てよう!

など、どうやったら問題を解決できるかを真っ先に考えると同時に、難問を解くことに対して好奇心を持っています。

しかし、普段から考えることに慣れていない人がこの問題を見ると、

思考に慣れていない人の特徴

・難しそうで考えることも躊躇しちゃう。
・情報が少ないからと思考停止状態。
・自分にはわかるはずがないとすぐ答えを見る。

と考え、できない理由を探したり、考えることを躊躇してしまうことが多いです。

このように、『考える力』も持っている人は、どんな危機的状況においても、これまで培った知識や経験をベースに解決策を導き出すことに長けている為、活躍できる場面が多くなります。

『地頭力(考える力)』を高めるメリット

地頭力はなぜ必要なのか

考える力が高い人で、有名大学に入学する人を思い浮かべる人も多いと思います。

特に東大生は、日本で一番頭がよく、考える力も高いといわれているのですが、

実は、東大の入試問題は、『地頭力』を試される問題が多く含まれています。

その為、普段から『考える力』を養っている人でないと解くことが難しい試験の為、詰込み式の学習のみでは入学が困難になっています。

実際、東京大学のホームページには、『東京大学アドミッションポリシー』という教育理念が存在します。

その中で、入学試験の三つの基本方針があるのですが、そのうちの1つに、下記のような項目があるのです。

『東京大学 – 入学試験の基本方針』

第三に,知識を詰めこむことよりも,持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します。

※東京大学HP 東京大学アドミッション・ポリシーより一部抜粋

日本一頭のいい大学が、教育において重要視していることからもわかるように、『地頭力』をもった人材はとても貴重で価値のある存在なのです。

では、『地頭力』が高いと、実際にはどういったメリットがあるのでしょうか。

実は、この能力が長けている人は、圧倒的に生産性が高くなるんです。

まず、この『考える力』に長けていると、

『結論から考える』

『フレームワーク思考』

『抽象化思考力』

この考え方を利用し、課題に対して瞬時に効率的な方法を考え付くことが出来るようになります。

例えば、あなたが会議を進行する役割を担ったとします。

①『結論から考える』
会議の最終目的は何なのかを明確にします。

②『フレームワーク思考力』
どういった順序で何を決めていけばいいかを逆算して段取りを考えます。

③『抽象化思考力』
会議参加者に対してわかりやすく、単純な言葉で説明できるように全体像を伝えるのです。

『地頭力』が高い人は、上記の思考で段取りを瞬時に組み立てられるので、 ダラダラしがちな会議を時間内でしっかりクロージングすることが出来ます。

会議に限らず、どうすればより効率的に物事が進行するのかを自分の頭で考え、実行することが出来るのが、『地頭力』が高い人の特徴です。

『地頭力』の鍛え方

地頭力の鍛え方

ここまで、東大生を例に『地頭力』が高い人の特徴について説明してきましたが、

「理屈はわかるけど、東大生と同じように鍛えることなんて出来そうにないなあ。」

と思う方も多いと思います。

もちろん、東大に入学できるような頭のいい人と比較してしまうと、勉強に苦手意識をもってきた人にとっては『地頭力』を高めることは難しく感じるかもしれません。

しかし、『地頭力』は、

“ 生まれつきの才能 ” ではなく 、あくまで “ 考える力 ”です。

人間の “ 考える力 ” は、脳トレのように、訓練すれば向上させることができるのです。

今回は、『地頭力』を鍛えるための方法をいくつか紹介させていただきます。

フェルミ推定で思考力を鍛える

『フェルミ推定』は、先に出したような、情報が少ないなかで答えまでにいかにたどり着くかを問われる推測問題のことをいいます。

たとえば、下記のような問題です。

【フェルミ推定】問題例

・一年間の日本の割りばしの消費率を求めなさい。
・日本国内の電柱の本数は何本か求めなさい。
・日本国内のマンホールの総数を求めなさい。
etc…

このように、自分が持っている情報を利用して、推測で近しい答えを導き出します。

大手コンサルティング会社の採用面接や、Google、マイクロソフトなどIT企業でも利用されているものです。

最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは自ら考えて、傾向を掴むことで、課題に対する考え方を脳にクセ付けることが出来るようになります。

今回は、いくつか例題を載せているサイトも紹介しておきますので、興味のある方はぜひやってみてくださいね。

【フェルミ推定】問題サンプルサイト

☑未来の就活【フェルミ推定の練習問題8選】
☑ADvice【徹底解説】 フェルミ推定の例題・回答例を紹介!
☑jobweb「これだけは押さえておきたい」厳選問題まとめ

『エレベーターテスト』で思考の瞬発力を鍛える

『地頭力』が高い人ほど、要点だけをわかりやすく話す能力に長けているのですが、この “ 端的にわかりやすく話す力 ” を鍛えるために『エレベーターテスト』というものが存在します。

例えば、あなたが会社の社長とエレベーターで偶然出くわしたとします。

社長:「そういえば、あのプロジェクトはどんな感じだい?」

と質問されたとき、目的の階まで到着する30秒以内に、いかにわかりやすく伝えることが出来るか。

という状況に例えてつけられたのが『エレベーターテスト』です。

お笑い芸人の人や、バライティーの司会の方なんかは、状況を読んで瞬時に上手な言い回しを行うことができますよね。

これも『地頭力』が高くないと出来ないコミュニケーション術になります。

つまり、とっさに質問されたことに対して、長々と説明するのではなく、要点だけを纏め、的を得た回答をしなくてはならないということです。

この力は、普段勉強したことや、読んだ本、ドラマや映画を誰かに30秒で説明するにはどうしたらいいかを考えることで養えます。

また、SNS等をやっている方であれば、限られた文字数の中でわかりやすい情報にまとめて発信する必要があるので、いいトレーニングになるかもしれません。

ここで大切なのは、

『結論から考える』

『フレームワーク思考』

『抽象化思考力』

を意識すること。

普段からこの考え方をクセづけることで、説得力があり、わかりやすいコミュニケーションを行うことが出来るので、『地頭力』を鍛えることが出来るでしょう。

『メモの魔力』で『地頭力』が鍛えられる

『メモの魔力』でも地頭力が鍛えられる!

今やメディアでも引っ張りだことなった『前田裕二』さん。

彼の著書『メモの魔力』で紹介されているメモ術も、実は思考力を高められる方法だということを知っていますでしょうか。

彼が推奨するメモ術は、簡単にいうと下記の手順になっています。

① 気になる知識や言葉をメモ。

② 箇条書きで①の具体的内容を書く。(具体)

③ それを一言で抽象化する。(抽象)

④ その知識を他で活かせるか考える。(転用)

まず、気になった言葉や学んだ言葉をメモし、その具体的な内容を箇条書きで補足します。

その後、そのメモ情報を一言でいうならば何というかを抽象化し、最後に自分の仕事や人生においてどう生かせるか(転用できるか)を書くというものです。

つまり、前田さんのメモ術は、ただ記録として残しておくのではなく、気になった言葉や情報から、自分の思考力を働かせてアイデアを膨らまし、他の課題を解決する手段にしているということです。

また、メモというのは、普段からも行っている習慣行動です。

『地頭力』を鍛えると考えると、どうしても難しく聞こえてしまいますが、メモ術であれば、やり始めるハードルも高くないですし、効果的に『地頭力』を鍛えることが出来るので 、私自身もこのメモ術で日々考える力を養っています。

まだこの本を読んだことがない方は、『地頭力(思考力)』を鍛えるという点でオススメの本なので、ぜひ読んでみてください。

☑メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)


また、他『地頭力』を鍛える為のオススメ書籍も下記にて紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【地頭力を鍛える】参考書

☑入門『地頭力を鍛える』 32のキーワードで学ぶ思考法
地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定
☑「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書

どんなことにも探求心を持つ

探求心を持つ

子供のころは、何に対しても好奇心旺盛で行動力にあふれていたのに、大人になってからはいつの間にかどこか冷めた感情で物事を考えるようになっていないでしょうか。

歳を重ねると、知識や経験からある程度の結果を予測できてしまうので、新しいことにも関心がなくなってしまいがちです。

しかし、好奇心こそ、『地頭力』を高めるためには大事になってきます。

その為に、何事に対しても『Why(なぜ)』の意識を持ちましょう。

例えば、読書をしていても、書いてあることをただ鵜呑みにしていては、受け身の読書になってしまいます。

大事なのは、そこに書いてある情報や筆者の意見に『Why(なぜ)』を投げかけながら読むことです。

『Why(なぜ)』を考えるポイント

・ここの情報は本当に正しいのか。
・なぜ筆者はこのように思ったのか。
・この本は読者にどういうことを伝えたかったのか。

常に『Why(なぜ)』をもちながら、自分なりに調べ、考えることが大切です。

この考え方を持つことで、自然と自分の頭で考えるクセが付きますし、読書に限って言えば内容の理解や記憶の定着率も断然変わってきます。

情報社会の現代だからこそ、本当に正しい情報だけを見極めるためにも、常に『Why(なぜ)』の好奇心で考えられるよう意識しましょう。

まとめ

ということで、今回は『地頭力』について書いてみました。

考える力は、人間みな平等に持っている能力です。

「自分には無理だ。」

「難しそう。」

そう考えてしまうあなたにも、『地頭力』は鍛えることが出来ます。

限界というのは、自分で決めてしまうもの。

出来ると信じ、トレーニングを続ければ、自分を変えることは出来るものです。

もし、少しでも今の自分を変えたいと思うのであれば、今日紹介したどれか一つでもいいので、まずはやってみてくださいね:)

ではでは!

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