脳科学から考える効率的な勉強法|脳は死ぬまで成長する!

子供の頃に学んだことは鮮明に覚えているけど、大人になってからはなかなか覚えられないと感じる事はないでしょうか。

歳のせいか、脳の働きが鈍って覚えるのも大変だ!

と、世間では思われがちですが、

実は大人になってからでも、少し意識を変えて勉強すれば、効率よく勉強することができるんです。

今回は、脳の仕組みの観点から、

大人が学習する前に覚えておくべき豆知識を調べてみました。

その一部を紹介したいと思います。

記憶力は、大人になっても変わらない

子供たち

年を取ったせいか、

最近物忘れが多くなったなぁ。

と感じる方は多いんじゃないでしょうか。

しかしながら、実は子供も大人も物忘れの数はそれほど変わらないんです。

ではなぜ、大人の記憶力は子供より劣ってしまったと感じるようになるのでしょう。

その理由としては、2つあります。

一つは大人と子供の情報量の違いです。

子供と大人では、環境や経験数で吸収しようとする情報が異なるので、大人のほうが情報過多になり物忘れしがちだと思われてしまうんです。

例えば、子供が10個覚えたことの中から1つの事を思い出す事と、

大人が10,000個覚えたことから1つ取り出すのでは、難易度がかなり違いますよね。

ただ、忘れているとはいえ、それを思い出した時には、『あ、そうだそうだ。』となると思います。

つまり、『記憶』はしっかりされているので、思い出した時には納得出来るんです。

そう考えたら、たくさんの『記憶』情報がある脳の状態で勉強する場合と、情報0から学習する場合では、前者(大人)のほうが有利なはずなんです。

ではなぜ、子供のほうが勉強すると身につくのが早いのかというと、

好奇心と興味の差にあります。

これが、大人の記憶力が劣っていると思われる2つ目の理由です。

子供は、わからないことばかりの世界で、どんな事にも好奇心旺盛です。

その為、夢中になって勉強したり、行動を起こしたりします。

しかし、大人になると、長い年月の中ではないたくさんの経験と努力をします。

すると、新しく学ぶという事にもマンネリ化が生じてしまい、興味をあまり持たなくなってしまうんです。

驚きや感動が小さいと、脳の中で『その他大勢の知識』として認識されます。

その結果、情報を取り出す際に苦戦するので、物忘れが多い結果となるんです。

密接にリンクする、脳と手の関係

手

では、大人が記憶を定着させるにはどうしたらいいでしょうか。

その一つの解決策としては、

『手を動かして考える』

ということが有効だといわれています。

ホムンクルスという言葉を知っているでしょうか。

下のイメージがホムンクルスなのですが、手が大きく、口から舌を出した奇妙な生物ですよね。

※ホムンクルスのイメージ

これは、人間の脳が、身体のどの部分と密接にかかわっているかを表したものです。

大きくあらわされている体の部位ほど、神経細胞が脳とつながっている事を意味を表しています。

手の神経は、脳と密接につながっていることがわかります。

つまり、手を動かしながら何かを憶えたほうが、脳をより活性化することができるので、記憶を定着するには効果的なんです。

また、手だけではなく、口の部分も大きく表記されていることがわかります。

よく、ガムを噛みながら勉強すると集中力が増すといわれますが、これは脳と口(舌)の神経が沢山つながっていて、脳を刺激してくれるので、記憶力や集中力を高めてくれるんです。

また、英語を覚えるときに音読したり、単語をノートに書いて覚える事も、脳を刺激することにつながるので、効果的な勉強法といえます。

普段の勉強法が、参考書を読み込むだけになりがちな方は、気になる部分を参考書やノートに書きとったり、たまにはそれを声に出して読んでみることをお勧めします。

睡眠は、情報整理に必要不可欠!

睡眠

脳は、あなたが死ぬまで四六時中動いています。

そして、起きている間は常に情報を収集しているんです。

しかし、その日仕入れた情報というのは、すべて断片的に脳に記憶されています。

この情報整理に必要なのが、『睡眠』です。

脳は寝ているときにもしっかり働いてくれますが、その働き方が事なります。

【脳の働きの違い】
 起きているとき:その日見た情報を収集し、脳に保管する。
 寝ているとき :その日収集した情報を整理し、記憶する。

この整理がとても重要で、関連する情報同士をしっかりつなぎ合わせながら記憶させてくれているんです。

点と点を線でつなぐようなイメージですね。

よく、昨日うまく出来なかったことが、次の日になったらあっさり出来るようになっていたという事はありませんか?

これは、昨日の段階では断片的に理解していた情報が、睡眠を通してしっかり整理されている為、理解が深まっているからなんです。

継続することで定着するというのも、この原理と一緒です。

【記憶定着までの工程】

学ぶ(情報収集)

寝る(情報整理)

思い出す(記憶の定着)

これを繰り返すことで、学んだ事がしっかり定着していくんです。

寝る時間を削って無理に情報を詰め込む事ばかり考えてはいけません。

毎日少しずつ、コツコツ続けたほうが学習効率は高くなりますので、一日の睡眠時間はしっかりと確保しましょう。

脳は不安要素を拒否する

不安の拒否

何か新しいことをやる為に、なかなか行動に移せない人も多いんじゃないでしょうか。

実は、これも脳の仕組みに関係しており、不安なこと、わからないことに対しては脳が拒否反応を起こすように出来ているんです。

知らず知らずのうちに行動にストッパーをかけているのはこのせいで、成長できるチャンスを逃してしまうんです。

そうはいっても、一度感じた不安や恐怖心はそう簡単には取り払えないですよね。

その場合に大事な考え方が2つあります。

失敗は最高の学びだと心得る

成功と失敗

失敗という響きは、どうも日本人にとってネガティブな考えになりがちなのです。

しかしながら、実はたくさん失敗している人のほうが成果を残すことが多いんです。

というのも、チャレンジなしに失敗は生まれないからです。

何もしなければ、失敗はしません。

成功することも、経験を積むことも出来ません。

そう考えたら、失敗は経験と知恵を授けてくれる最高の学習だとポジティブなものになります。

ちなみに、脳科学的にも、失敗の経験は脳に定着することがわかっています。

とある研究で、サルに記号を暗記させるという実験が行われました。

円や三角、楕円のような形を覚えてもらい、正しい記号が出た時だけレバーを押してもらうという実験です。

成功するとエサがもらえ、失敗するともらえません。

この実験の結果、より失敗が多いサルのほうが、将来的な記憶の定着率が高くなるという結果になりました。

これは、人間の脳でも同様の事が言えます。

失敗を経験すると、脳は次に同じ失敗しないように情報を記憶して、正しい選択をするという性質があります。

間違いを犯したときは、脳にとってはチャンス。

つまり、チャレンジをすればするほど脳は賢くなるように仕組まれています。

失敗は恐れるものではなく、自分を成長させてくれる貴重な体験ととらえ、是非チャレンジしてみてください。

やる気スイッチは、やり始めないと押せない

脳のスイッチ

ちょっと掃除を始めたら、いつの間にか夢中になって部屋中を掃除し始めていたという経験はないでしょうか。

実は、このやる気というのは、やり始めないと出てこないということが脳科学的に証明されています。

脳には『側坐核』という部分があり、この部分が活性化されると、やる気がみなぎってきます。

しかし、この『側坐核』は、刺激を与えてあげないと活発に働いてくれません。

そして刺激を与える唯一の方法が、

実際にやり始める事

これしかありません。

よく、意識高い系の人が口をそろえて、

『とりあえず行動しよう!』

『まずは5分でいいからやってみよう!』

というアドバイスを聞きますが、これはまさしくその通り!ということなんです。

つまり、脳はやってもいない事にやる気を出してはくれない仕組みになっています。

あなたのやる気が出てこないのは、そもそもやり始めていないからなんです。

まずはやってみる!という行為は自分の脳にモチベーションを与えるためにも本当に大事になります。

一日5分でも、3分でもいいんです。

まずは、重たい腰を上げて、行動に移すということを始めましょう。

まとめ:とにかく行動あるのみ!

挑戦

今回は脳の観点から大人の勉強方法について考えてみました。

考え方ひとつで、自己成長の可能性は変わります。

何歳だろうと、年齢なんで気にせずにチャレンジすれば、自己成長フェーズに突入することが出来ます。

周りに何と言われようと、あなたの人生はあなたにしか輝かすことはできません。

自分のために、勇気をもって、まずは一歩踏み出してみてください!

ではでは!

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